うたうように暮らす
好きだったミュージシャンが言っていた言葉
「僕はうたうように暮らすのが目標です。」
まだ若かっだ私はダラダラゆるゆる吟遊詩人のように生きる意味だと思っていました。
しかしそれは、年を重ねていくごとに違う意味なのだということに気がつきます。
たくさんの地獄を見て、努力や経験を重ね、ちょっとやそっとじゃ動じない。
心にゆとりや余裕がある人が「うたうような人」なんだと。
そんな、うたうような人が経験の中で自分に合った生き方を見つけて暮らす。
それがうたうように暮らすという意味なんじゃないかという答えに辿り着きました。
じゃあ今の自分はその答えに見合った人になれているかと言われたら…否です。
地獄もそれなりに沢山見てきましたし、苦労や努力も多少してきましたが、広い世間から見たらまだまだ半端者だと思います。
今は生きるのだけでいっぱいいっぱい。
心にも体にも余裕なんてありません。
しかし、いままでの経験の中で自分に合った生き方はだいぶ分かってきた気がします。
地獄も努力も苦労もみずから買って経験しなくても、生きていれば多少なりとも遭遇してしまうもの。
吟遊詩人だって今までいろんな経験をしてきたからこそ、のらりくらり気の向くままな、うたうように暮らす人になれたのだろうと思います。
いつか色んなことをやんわり受け止められる、心にゆとりのある人になれるように日々の暮しを通して成長していきたいです。