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ウォーキングの謎解き(最後)

雨のウォーキング

3日ぶりのウォーキングで表に出てみたら、ポツポツと小ぶりの雨が降っていた。小降りとはいえ、水滴は小さくなく、まだ日中のムッとした空気が残る中、むしろ気持ちがよかった。

海辺の道に到着する頃には、小降りという言葉では表現しにくいぐらいの中途半端な降り方になり始めていた。しかし、体の軽さは変わらない。

歩きながら、体調、体力、ウォーキングの謎に頭をめぐらせていた。

疲労と回復

ウォーキング後の疲労感と回復には数多くの要素が絡み合っている。その要素によっては、ある程度の強度でウォーキングを続けた後には、体を休めなければならないという提言が意味を持ってくる。

疲労物質による疲労感

まず、体全体にまとわりつく疲労感は、体内の水溶性の疲労物質だろう。長い間体を動かしてなかったので、全身が弱って疲れやすくなっている。

疲労物質のせいで、深い眠りが続く。低糖質ダイエットは、水分の循環を刺激するので、疲労物質も眠っている間に循環し、現時点ではほぼ24時間で体外に排出される。最初は到底連続してウォーキングができるように思えない疲労感が、嘘のように通り過ぎてしまう。

炎症による疲労感

過去に脊椎から骨盤にかけての関節が大きく膠着してしまっていたときには、まだ若くてウォーキングそのものを行う体力はなくならなかったのだが、負荷が筋肉や歪んだ関節に蓄積して、部分的に炎症を起こしたことがあった。体が歪みのせいで傾くと、体重がかかる側の半身の炎症が悪化していく。

体力に影響がなくても、炎症がある関節や筋肉に負荷をかけ続けると、痛みが悪化し動きにくさが増す。そのため一定の日数歩いたら、痛みが軽減するまで休む必要があった。

整体と炎症の予防

もうかれこれ10年以上は僕の骨格はほぼ整体になるよう調整し続けているので、歪みと炎症の影響がなくなっているのが、ウォーキングを継続できている理由だろう。

過剰な糖質が体内の炎症に影響があることも知られているが、おそらく低糖質ダイエットの効果も組み合わさっている。

また、過剰な糖質が原因してインシュリンが分泌されると、糖質と同時に属しているタンパク質や脂質のカロリーも脂肪層に蓄積されていく。

それが適度に低糖質だと、インシュリンの分泌量が減り、タンパク質や脂質もエネルギー源として使用される。脂肪が十分あって燃焼すればタンパク質は筋肉や内臓の再構築に使用される。

筋肉の強化

ここでも、低糖質ダイエットの影響で、毎日運動をするときに、筋肉が強化されやすくなるメカニズムが働いていると推測する。

インシュリンがゼロになるのはむしろ良くないのだが、適度な分泌量で、それぞれの栄養素がうまく利用されていることが重要な点だ。

同様のメカニズムは、カロリー制限を行いながら運動で脂肪燃焼を刺激する体脂肪型ダイエットでも働く。ただ、効果のバランスやタイミングが内臓脂肪型ダイエットと異なる結果を生むようだ。

結論

現在の体調を観察している限り、一日一万歩程度の運動量を毎日継続することは可能に思えるが、もちろん体調によって疲労が蓄積しやすくなることもあるだろうし、どういうきっかけで関節や筋肉に炎症が起きるかも予測は難しい。

僕もできるかぎり脂肪を燃焼していきたいので、体の声を聞きながら、ウォーキングを継続しようと心に決めた。

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