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最近読んだ本(5)|「オルゴォル」 #8

朱川湊人の「オルゴォル」を読みました。
こちらも例に漏れず、中学時代に一度読んだきりであらかた内容を忘れてしまっていたので、久しぶりに読んでみることにしました。

《あらすじ》

母親と東京に住む小学生のハヤトは、同じ団地のトンダじいさんから「一生に一度のお願い」を頼まれる。それは古いオルゴールを鹿児島に届けること。福知山線の事故現場、広島の原爆ドーム、父さんの再婚―出会うものすべてに価値観を揺さぶられながら、少年は旅を続ける。直木賞作家が紡ぐ心温まる成長物語。

“オルゴォル/朱川湊人【著】-紀伊國屋ウェブストア”.紀伊國屋書店. https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062775076,(参照2024-8-6)


中学時代に読んだ時は、ハヤトが東京から大阪、広島を経由して鹿児島まで旅行してるのを単純に楽しそうだな〜と思う程度の感想でしたが、そこから十数年経った今、改めて読んでみるとハヤトの両親の身勝手さに腹が立ちました。

両親が不仲な家庭にありがちな物分かりの良さを見せるハヤトに同情してしまい、もうちょっと子どもの気持ちに寄り添ってやってくれよと思わず言いたくなりました。

ところで今日は広島原爆の日ですが、この本でも旅の途中で原爆ドームに寄る描写があり、そこで奇しくも今日がまさにその日であることに気づきました。
「日本中の人が一度は見なければならない」と本の中でも書かれてるように、自分もいつかは広島の原爆ドームを見に行かなくてはなと思いました。

今日、本書を読んだのはたまたまですが、タイミングとしてはベストだったように思います。


気になった方は是非読んでみてください。

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