【読書?記録】『俺か、俺以外か』自信のあるフリをする
『俺か、俺以外か』読了しました。エッセイ本というか、自己啓発本というか、もはや詩集というか……いや、ローランドという男をカテゴライズしようとすること自体が無粋だ。
自己肯定なんて当たり前
ローランドは現実のホストです。真っ当な集金方法・営業形式を取った上で歌舞伎町ナンバーワンを取ったらしい。数々の名(迷)言をメディアで披露し、今ではホスト界を飛び出して活躍するインフルエンサーです。そしてローランドの最も有名な名言がこちら。
自己肯定のバケモノじゃん。自己否定がクセになってる私は思わずのけぞっちゃいました。でも確かに、恋愛という夢を売るホストなんだから、究極のナルシストでいてもらった方が安心して好きになれる。
人に好かれたければ、まずは自分を好きでいること。当たり前だけど、案外難しい。
自信のあるフリをする
ローランドは、私のようなウジウジなめくじにもアドバイスを投げかけてくれます。
私、ほんと~に自分のことダメなやつだと思ってて、昔っから声が小さいんです。変なこと言ってる気がする、私より発言すべき人がいるって思い込みが強くて、ついボソボソと喋ってしまう。要は、発言に責任を持つのが怖いんです。
ローランドは、まずは自信のあるフリでいいと言います。自分を信じられなくてもいいから、ひとまず形から入れば良い。
正直、今までに似たようなことを言われたことがあります。多分ローランド完全オリジナルの言葉ではない。でも、お堅い先生ではなく「ローランド」というカジュアル人間が発したところに意味がある。軽い気持ちで重い腰を上げさせる力、そういう魅力がローランドにはあるのだと思いました。