《第2話》どれだけ行動しても成果を出しても自己肯定感が上がらない理由
前回の記事で書いた『本当のメッセージ』についての解説です。
※まだ見てない方はこちらから↓
母親を許せない女性の話
今回は前回の続きということで、そのまま会話からスタートします。
【本当のメッセージ】
👇師匠Kさんとの会話👇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僕:
前回の話の続きなんですけど、本当に伝えたいメッセージって「親は未熟なんだから許しましょう」というところで合っていますか?
Kさん:
これはね「母親を許しましょう」という話だけじゃなくて、
自分や子供の評価を
『存在・行動・成果』に分けて考えて
行動に対しては注意したけども、“存在”に対しては傷つけないように配慮したことが鍵なんだよ。
人の評価というのは『存在・行動・成果』というように分かれていて、
———————————————————
行動と成果はすぐに変化するものだけど
"存在だけが変わらない"
———————————————————
というところがポイント。
だから、
自分の評価は自分で正しくする
というところから、まず地に足をつけてもらう。
親を恨んだりいつまでも言っていても仕方ないわけさ。そういう親なら親で変わらないよ。はっきり言うけど。
他の家庭の親と交換できるかと言っても出来ないわけよ。そこで生きていくしかないじゃん。生まれちゃってるんだからさ。誰かの親のお腹に戻ることはできないんだよね。
人の運命とか宿命という話があってさ、宿命は生まれたときからほとんど使ってるんだけど、宿命というのは生涯変わらないものなんだよね。
運命は変えられるものだけど
宿命は変えられない。
宿命というのは何かというと…
『宿命とは』
そこまでは変わらない宿命なわけ。
そこを何とかしたいと思って生きるのは無駄な時間・無駄なエネルギーさ。生まれ変われないんだもん。貧乏な親でもろくでもない親でもさ。
戻れないよ。タイムマシンもないし。お金持ちの親とか、教養のある親とか変えられない訳よ。
もう確定しているものなんだよね。
それが発展途上国のストレートチルドレンなのか。
裕福な国の金持ちの生まれなのか。
どこかの島の民族の生まれなのか。
それは知らんよ?
存在している時点で宿命は決定している。あとは、
『どう生きるか?』
というところだけが残っているので、そこを受け入れるところから始めないと。次に何も花も咲かないじゃん。
自分に与えられた土地を耕してそれを咲かすしかないのに、ずっと他人の土地を見て「いいなぁ。あんな豊かで。」って思ったりとか、そんな荒地でも自分の土地を耕していくことでしか生きていけないんだから、そこを受け入れることしかないんだよ。
だって、外ばっかり見てるじゃん。
「もしアイツの母親の元に生まれたら俺はもっとできるんだ!」と考えても、なんの役にも立たんわけだし。完全に現状を受け入れることが大事なのさ。
【Being(存在)・Doing(行動)・Having(成果)】
でも、やっぱりほとんどの人が自己評価じゃなくて、他人の評価がDoing(行動)やHaving(成果)になっているわけ。
人の評価にはBeing(存在)、Doing(行動)、Having(成果)というのがあるんだけど、これって出てきたっけ?
僕:
出てきました!過去の動画で!
Kさん:
そういうことで、ほとんどの人が自分も含めてDoing(行動)、Having(成果)で人を測ってんだよ。
これをまずやめない限り、地盤が固まらないんだよね。
地盤のゆるい土地に建物を何回建てても壊れるし、建物って老築化したら価値も下がってくるし取り壊しが必要になってくるんだよね。
だから人生もキャリアが高いときは評価が高いけど、やめたりとか退職したら価値がなくなる人間というふうになるのか?という話になっちゃうので。
じゃあ、土地家屋(とちかおく)が評価変わっても上物(うわもの)を崩しちゃったら、上物評価は無くなるわけ。
でも土地の評価って変わらないはずなんだよね。
どう思う?
どんだけ立派な東大を出た人も出たら評価される。でもそれは30年前で、商社を出たけど今は隠居しているという老人に対して「あなた東大出て三菱商事出たんですね!」なんて評価ないじゃん?ただの昼間歩いてる老人というか。
だからそれは移り変わるものなんだよね。
上手く行って例えば、東大受かったら「神童だ!」と言って村の人たちは喜ぶけど、やめて帰って引きこもったら「ダメな人間だ」となる。あんだけ立派に頑張って勉強した人なのに。今度はITで成功したら「やっぱりあの子は違うんだ!」となるし。
結局、本体じゃなくて結果を見ているわけさ。
『結果は移り変わるものなわけさ。天気と一緒で。』
勝ち続けることもないだろうし、どんだけ立派なプロ選手でも年には勝てないから、若い子には負けるようになる。引退が待ってるでしょ?
だから常にまず自分の自己評価をDoing(行動)やHaving(成果)でバロメータを測ると実は…って話。
そこまでは自分の夢を叶える土台としては必要だろうね。成功しようが失敗しようがそれは変わらない。
そこに自己評価がないとチャレンジすることが怖くなっちゃう。
そうでしょ?
よく言われるのは『実家と仲の良い人は成功しやすい』という話
僕:
はい、戻れる場所があるからですね?
Kさん:
そうそう。だから自分という自己をしっかり評価している人は裸になってもチャレンジできるしやり直せるから失敗が怖くないからね。
だけど、自分の評価がDoing(行動)やHaving(成果)だと思っている人はそれが全てだから、失敗を非常に恐れるし結果だけが全てだと思ってる。
僕:
確かに今は両親と仲良くなれたおかげで、「早く成果出さなきゃ」って焦ってた癖も無くなりましたもんね。
Kさん:
そういえば、お父さんやお母さんは、あなたのそういう変化についてはどういうふうに感じてるの?「変わったね~。」と言ってくれるの?
僕:
まあ親は「ちょっとずつ」と言いますね。僕が調子にのらないように(笑)
Kさん:
不思議なんだよね~。昔の人は「調子に乗らないように」というふうに考えるし、慎重な人はそういうふうに考える。調子に乗ると転ぶというように。
『世の中調子に乗らなかったらいつ乗るの?』
という話。
サーフィンで例えると、波に乗ったら波はいつかひっくり返って落ちるよねぇ。だからボードから落ちたくないからサーフィンやらないという選択なんだよね。
波が来たら乗らなきゃ。でも、乗るけどある程度のところでひっくり返るよ?そこで、また来たら乗る。というのがサーフィンじゃん。
しかし「乗るな」と言うんだよね。
『なんで?』と聞いたら「落ちて欲しくないから。転んで欲しくないから。」というのが親の心。
僕:
確かに僕の両親もそうかもしれませんね。ですがそれはある意味、資金面の援助とかをしてくれるところが、例えば
「サーフボードから落ちたとしても救命用の浮き輪だけはつけとけよ」
「見栄えは悪いかもしれないけど、命の保証だけはしておけよ」
ってところではあると思うんです。
Kさん:
それでもボードに乗らしてくれるだけ良いよね。良い方だよ。あなたの親は理解がある方だよ。
ある方だし、あなたがそれを選択できたということは、あなたの言動がちゃんとしているってことなんだよ。説得力があったんだよ。
僕:
はい
Kさん:
そこでさ僕がZOOMで話さなかったらダメだったかもしれないけど、そこまでやってでも説得しようとしたというのが今の功績だわさ。
僕:
「話せばわかるから」と
Kさん:
まあ、そうだね。1時間半もよく質問してくれたよね、あなたのお父さんも。理解あるほうだと思うよ?丁寧な感じで。ものすごく丁寧な人だった。お父さんは、何歳なの?
僕:
63ですね。
Kさん:
その人から見たら僕は10歳も違うけど、よく話聞いてくれたね。大したもんだ。あなたは良いところをたくさんお父さん、お母さんから引き継いでるもんな。それは感謝しないとな。
僕:
はい、日々感謝です!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【最後に…】
いかがでしたか…?
本当のメッセージは、最後にまとめると
もしあなたがなんとなく焦っているように感じていたり、自信が出なかったり、失敗を非常に恐れたり、結果だけに囚われがちなら…
行動や成果だけで自分を評価しているかもしれません。
このnoteを読みながら少しだけご自身を客観的に見てみてくださいね。
もちろん、僕も最近まで行動や成果でしか自己評価していなかったので、『何かしないと自分に存在価値がないんじゃないか?』と思ってしまっていました。
存在にOKを出すってなかなか難しくて僕もまだまだ出来ないんですけど、それでも今は少しずつ変わってきているようにも思えます。
これを読んでいるあなたと、これからも少しずつ一緒に変わっていけたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【次回予告】
次回のテーマはこの3つで迷っています。
・自分の過去を人に投影してしまう理由
・心理カウンセラーとしての役割
・引き寄せの法則の真実
この中の『投影』や『引き寄せの法則』の2つは特に、話が深く難しい内容になっておりますので、もしかしたら長編の電子書籍という形でご紹介するかもしれません。
もし優先的に知りたい内容等がございましたら、こちらの公式LINEか、僕のTwitterの方にコメントくださいね!
では、また!