#72【正しい使い方】プロンプトの"#"マークダウン記法を今さらおさらい
おはようございます。
29営業日後に『生成AI活用法』セミナーを開催するアヒルです。昨日チュルチュヘラを食べました。
プロンプトでよく見かける「#」、指示内容を整理するのに役立つものですが、正しい使い方があります。
っていうのを、お恥ずかしながらあんまりちゃんと把握しないまま使っていたので、ここで改めて確認しておこうと思います。
マークダウン記法とは?
マークダウン記法とは、テキストを簡単に構造化するためのマークアップ言語です。
HTMLのような複雑なタグを使わずに、シンプルな記号や文字を使って、見出しやリストなどのフォーマットを指定できます。
マークダウンは、GitHubやブログ、ドキュメント作成などで広く使われています。
種類と使い方
マークダウン記法には具体的にどんなものがあるか、まとめていきます。
・見出し
見出しは「#」や「##」を使って階層を明確にします。プロンプトのセクションを分けることで、視覚的にも理解しやすくします。
# タスクの概要
## プロンプトの詳細
「#」が多くなるほど、細かい見出しになります。「#」のあとには、半角スペースが必要です。
・箇条書きとリスト
箇条書き(「-」,「*」)や番号付きリスト(「1.」, 「2.」)を使って、情報を整理することができます。
こちらも後ろに半角スペースを忘れずに。
- 機能1
- 機能2
1. ステップ1
2. ステップ2
・コードブロックとインラインコード
コードブロック(「```」)やインラインコード(「`」)を使って、コードや特定のコマンドを明確に表示します。
```python
def hello_world():
print("Hello, World!")
```
・リンクと画像
リンク(「[リンクテキスト](URL)」)や画像(「![代替テキスト](URL)」)を追加して、参考資料やビジュアルを提供します。
[Google](https://www.google.com)
![ロゴ](https://example.com/logo.png)
・引用
引用(「>」)を使って、引用文や注意点を強調します。
> これは引用文です。
・太字と斜体
太字(「**太字**」)や斜体(「*斜体*」)を使って、重要な部分を強調します。
**重要なポイント**
*強調したい部分*
・表の利用
表(「|」と「---」)を使って、情報を表形式で整理します。
| ヘッダー1 | ヘッダー2 |
| --- | --- |
| データ1 | データ2 |
これらのマークダウンを使って、生成AIのプロンプトをよりわかりやすく、視覚的に整理することができます。
使用例
さっそく、マークダウン記法を使ったプロンプトで、ChatGPTに指示を与えてみます。
テーマは新商品PRのキャッチコピーを考えてもらうプロンプトです。
# 指示文
以下の条件に基づいて、レインボー柄の傘の新商品のキャッチコピー案を20個作成してください。
## 商品の特徴
- レインボーカラーでカラフルなデザイン
- 軽量で持ち運びやすい
- 耐久性があり、強風や雨に強い
- UVカット機能付き
- おしゃれでファッション性が高い
## ターゲット
- 若者(学生や20代の社会人)
- ファッションに敏感な人
- 雨の日も楽しく過ごしたい人
## キャッチコピーの考え方
1. 明るく、ポジティブ
2. 楽しさやワクワク感を感じさせる
3. 覚えやすく、インパクトのあるフレーズ
## 出力形式
- 箇条書きで20個のキャッチコピー
簡単なものしか使ってないですが、このまま与えてみます。
生成された回答がこちら。
箇条書きで20個のキャッチコピー案がしっかり生成されました。
ChatGPTがマークダウン記法をしっかり理解していることがわかりますね。
まとめ
これまで自分は、プロンプトにシャープを使うといいらしいよ!という半端な情報だけ掴んで、ノリで使用してきました。
半角スペースを入れるとか、正しい使い方をしないと、AI側も正しく読み取ってくれない可能性があるので、今さらでしたが一旦マークダウン記法について見直すことができてよかったです。
お読みいただきありがとうございました!