#102【営業×GPTs】営業業務で生成AIの活用方法を発見
おはようございます。
アナログな企業で生成AI普及を目論む3年目社員アヒルです。昨日30分寝坊したのに家出るのはいつもより10分早くて謎です。
最近色々な部署の方にヒアリングを行い、生成AIを業務のどんなところに活用できるか考える活動をしています。
今回は営業部と打ち合わせをして、実際にChatGPTを活用してみた事例をご紹介したいと思います。
時間のかかることを見つける
はじめに申し上げますと、アヒルに営業の経験はありません。
ですが、生成AIの社内普及に際し、他部署がどんな業務をしていてどこに活用できそうかは知っておく必要があると思っています。
月一で各部署から数人ずつ集まりAI定例会を行ってはいるものの、各部署の業務内容について詳しく聞いている時間はありません。
そこで今回はアヒル属するDX推進部と各部署が個別に打ち合わせを行い、話を聞きながら業務の棚卸〜AI活用のお手伝いをすることを提案しました。
棚卸のポイントは、普段何に時間を取られているのか、だと思います。
営業部の方の話を聞いて整理してみると、次のようなことにAIが活用できそうだということになりました。
毎日の売上分析を楽にしたい
仕入先を教えてくれるボット
ロープレの準備を簡単にしたい
売上分析には、過去の実績から予測を立てたりトレンドを掴んだり。仕入先ボットを作るにはデータベース的なところを整備するところから。
なかなかすぐに手をつけられるものではないですが、生成AIやRAGを活用して実現できそうではあります。
今回は、すぐに取りかかれるロープレの準備に焦点を当て、チャットボット作成をしてみたのでご紹介します。
チャットボットを作成する
営業のロールプレイングの準備として、資料や話す内容を伝えたら、お客さん目線でかなり鋭い質問を想定して出してくれるチャットボットを作ることになりました。
ボットの裏側、プロンプトに含める情報は以下のとおりです。
今回は、お客さんのペルソナを"曲がった性格の跡取りのいない個人事業主"みたいな感じで設定していました。
なかなか強敵そうです。
営業さんによって担当するお客さんのタイプも異なるので、よく相手にするお客さん像を入れれば汎用性高く使うことができそうです。
使ってみた
早速、ロープレ用に作成された資料を与えてみました。
なんとなくなぁなぁにしていたような部分にもしっかり突っ込んできた印象です。
資料に関する改善点も挙げてくれました。
まとめ
想定される様々な角度からの質問に対する答えを準備しておくことで、ロープレの、ひいては実際の営業の場でのやり取りがレベルアップしそうです。
知らない業務でも、現場の人の話を聞くことで解像度が上がり、AI活用イメージもつきやすくなりました。
生成AIを使うだけじゃなくても、この活動により業務改善や効率化など、副産物も出てくるだろうと期待しています。
お読みいただきありがとうございました!
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