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GENDAのプロダクトマネージャーは何を目指しているのか?

こんにちは。
GENDAでプロダクトマネージャー組織のマネージャーを担当している千葉です。
今回は、私が担当しているプロダクトマネージャー組織やプロダクトマネージャーの役割について紹介します。


GENDAの特徴

GENDAは、M&Aを成長戦略の柱とし、2040年までに世界一のエンタメ企業となることをミッションに掲げております。

グループには、国内外で「GiGO」などのアミューズメント施設を約300店舗運営するGENDA GiGO Entertainment、「カラオケBanBan」を約400店舗運営するシン・コーポレーション、映画配給会社として知られるギャガがあります。他にもグルメポップコーンのHillValleyを展開する日本ポップコーン、レモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」を展開するレモネード・レモニカなどのF&B事業もあり、幅広いエンターテイメントを提供しています。

2024年9月9日時点のグループ概観

GENDAグループのプロダクト

プロダクトの範囲

私たちが担当しているプロダクトは、オンラインクレーンゲームサービス、アミューズメント施設のお客様向けサービスなどの消費者向けプロダクトもあれば、全国のアミューズメント施設の従業員を対象にした業務効率化サービスを始め、店員呼び出しサービスSaaSなどのtoB向けプロダクトもあります。

プロダクト全体のミッション

GENDAは、「世界中の人々の人生をより楽しく」というAspiration(大志)を掲げています。このAspiration実現のために、GENDAグループが提供するサービスであるリアル店舗サービスやオンラインサービスの価値の深さと幅の両方を増幅させることをプロダクトのミッションにしています。深さと幅の広げ方について少し説明すると、以下の通りです。

  • 深さは、サービスやプロダクトそのものの価値で顧客が求めている欲求に応えて「より楽しい」体験を提供すること

  • 幅は、エンターテイメントのジャンルや顧客との接地点を増やすこと

私たちは、顧客に「より楽しい」体験を提供するためにも従業員に「より働きやすい」体験を提供し、カスタマーとオペレーション両面に向き合うことで「世界中の人々の人生をより楽しく」の実現を目指しています。

CTOとVPoEが語るテックビジョン の記事より引用

GENDAのプロダクトマネージャー

GENDAにおけるプロダクトマネージャーの役割

GENDAにおけるプロダクトマネージャーの役割は、顧客の理想の状態と事業の理想の状態をプロダクトを通じて実現することであると定義しています。もっと噛み砕いて説明すると、顧客が解決したい課題や事業をより大きくするために必要なサービス、価値、機能を考えて実現する仕事です。
事業方針や事業計画の策定に入り込むだけではなく、顧客に正しく価値提供を行うことが最重要のミッションです。

そのため、顧客へのインタビューやデータ分析から課題を特定することから始め、プロダクトが担う施策を検討し、具体的な機能仕様の定義、デザインの方針策定、エンジニアと連携した開発進行を行い、最終的に新しい価値(機能)を世の中に提供するところ全てがプロダクトマネージャーの仕事の範囲になります。

GENDAのプロダクトマネージャーに必要なスキル

グループを横断して様々な事業やプロダクトを支援するGENDAのプロダクトマネージャーに求められるスキルを紹介します。

  1. 事業の理解

  2. 価値提供の環境構築

  3. アウトカムの実現

  1. 事業の理解
    事業が実現したいこと、顧客が実現したいことの両方を把握することが重要です。
    Why/Whatを前提にし、顧客のニーズと事業の成長ドライバーになる変数を把握し、本当の意味で事業の全体構造を理解することが求められます。

  2. 価値提供の環境構築
    方針や計画を定義することは重要ですが、それを実現することもとても大事です。
    例えば、プロダクトがなければプロダクトを生み出し、プロダクト開発が進まない状態ならば、プロダクト開発ができる体制を構築するなど、プロダクトが価値提供できる状態を作り出すことが求められます。

  3. アウトカムの実現
    課題の特定→解決策の策定→実現 の流れを経て、最終的に成果を生み出すことが最も重要です。なぜならば、プロダクトマネージャーの責務はプロダクトの成功だからです。
    実際に価値を実現することがプロダクトマネージャーには求められています。

GENDAのプロダクトマネージャー組織

組織としての関わり方

プロダクトマネージャーは、様々な事業やプロダクトに対して、グループ横断でプロダクトグロースやDXを推進しており、グループ会社の事業の売上向上やコスト削減を進め、グループ全体の価値向上に向けて取り組んでいます。

横断組織としての在り方

プロダクトマネージャー組織としては、プロダクトの品質を担保することで各社の事業やプロダクトに貢献しています。
プロダクトの品質向上を実現するためには、プロダクトマネージャーのパフォーマンスの最大化が必要だと考えています。

そのため、プロダクトマネージャーのケイパビリティやWillと事業・プロダクトの課題が一致するアサイン方針を示すだけでなく、プロダクトマネージャー自身のスキル底上げや業務効率化支援を組織として行っています。

具体的には、「PMナレッジ」という活動をプロダクトマネージャー全員で実施しているので、その内容を紹介します。

Research Summary
各サービスで行った定性調査の知見をまとめ、プロダクトマネージャーや関連職種の方々に知見を共有する取り組み。

Survey Summary
各サービスで行った定量調査の知見をまとめ、プロダクトマネージャーや関連職種の方々に知見を共有する取り組み。

PM Tips
プロダクトマネジメント関連業務について業務内外で知った事や調べた事をまとめ、知見を共有する取り組み。

さいごに

プロダクトマネージャー組織は、「正しいもの」を「正しく作る」ことにこだわっています。高い収益性、優れたユーザー体験、安定稼働するシステム、どれも大事です。

そして、その全てが成立しなければ持続性がなくなります。
プロダクトマネジメントにおいて全てを成立させることを「正しさ」と定義し、「正しく知り、正しく考え、正しい方法で正しく届ける」ことを追求し続けていきます。

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