「神奈川県知事選挙」は他の知事選と比べてどうだった?データから選挙の盛り上がりを探ってみた
4月9日に神奈川県知事選挙が行われ、現職の黒岩祐治氏が当選を果たしました。
政治家女子48党(旧NHK党)の党首の立候補や現知事の過去のスキャンダル発覚など話題性のあった今回の知事選。私も有権者の1人として、データの面から掘り下げてみたいと思います。
なお、データはベストエフォートで収集しており、分析も専門的知見に基づいたものでもありません。おおらかな目で見てもらえるとありがたいです。
知事選別投票率の比較
まずは、4月9日に知事選のあった9自治体について、投票率を比較しました。
神奈川県の投票率は40.35%で9自治体の中では最下位でした。
8位の大阪府よりも6.63%も低く、8自治体とは大きな差があるといえそうです。
「神奈川県知事選挙」の検索数の推移
次に、神奈川県知事選挙そのものの興味関心を見てみます。
Googleトレンドを使って「神奈川県知事選挙」の検索数の推移をグラフにしました。先ほどの9自治体のうち、有権者数が比較的近い大阪府と北海道を比較しています。
どの自治体も投票日である4/9に検索ボリュームが最も高くなっています。投票日に検索する人が圧倒的に多いということでしょう。
神奈川県は、投票日の4日前の4/5から検索ボリュームが高まっています。これは現県知事の過去のスキャンダル発覚による影響と思われます。
大阪府、北海道より高い検索ボリュームを維持したまま投票日を迎えています。
前述の投票率を踏まえると、神奈川県は、世間からの興味関心は他自治体よりも高かったものの、投票率の向上には結びつかなかったといえそうです。
候補者と得票数
続いて、候補者についてみていきます。
今回の神奈川県知事選の候補者と開票結果は次のとおりでした。
黒岩氏が1,933,753票を獲得し、4回目の当選となりました。
ツイッターに関する比較
続いて、選挙期間中における候補者のツイッター戦略を見ていきます。
フォロワー数の比較
まずは候補者のフォロワー数を比較しました。
現職の黒岩氏が最も多く、次いで大津氏。岸氏は2名と比較するとかなり少ないフォロワー数であることがわかります。
なお、加藤氏については、アカウントを見つけることができませんでした。
ツイート数の比較
選挙期間中のツイートの数を比較します。
選挙期間中、岸氏が最も多くのツイートを行なっていることがわかります。
拡散数の比較
選挙期間中に各候補者のツイートがどのくらい拡散(リツイート)されたのかを見てみます。
選挙期間中、岸氏のツイートが最も拡散されていることがわかります。
拡散=支持 とは限りませんが、今回の知事選でツイッター戦略に最も力を入れていたのは岸氏なのかもしれません。
まとめ
● 神奈川県は注目度の高い知事選となったものの、投票率の向上には結びつかなかった
● ツイッターにおいては岸氏のツイートが最も拡散されていた
ということがデータから見ることができました。
今回の知事選に限らず、立候補者はリアル・ネット含めさまざまな戦略を立てて選挙に臨んでいるのだと思います。ツイッターはその一部にすぎません。
それでも今回データから見ることで、選挙という「戦」の一旦に触れられたような気がしました。
久しぶりに「クニミツの政」でも読み返そうかな。
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