〈詩〉川辺の生と死
雨上がりの川辺を歩く
丸々太ったミミズが身をくねらせ
小さなカタツムリが這いつくばり
小さなゲジゲジがコンクリートに渦を描く
その本能のみの貪欲な生
その数日後
日差しが照りつけるコンクリートに
ひらびたミミズがへばり付き
乾いたカタツムリの殻が転がり
蟻がゲジゲジを運ぼうとしている
コンクリート法面で繰り広げられる
この容赦ない生と死
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