三春大神宮祭礼1日目③鎮守さまに感謝を込めて武芸を奉納〜大人も子どもも“狐の種まき“に夢中
三春大神宮祭礼1日目③です。中町の太鼓台を見送った後、14時から大神宮境内でおこなわれる剣道の奉納試合と空手演武、神楽の奉納を見に行きました。三春大神宮祭礼は結構盛りだくさんな内容です。
中町の太鼓台の記事はコチラ↓
太鼓台を追いかけていった国道288号を再び渡り、馬場の坂を降りて、14時ギリギリに三春大神宮境内に到着! 石段がきつい…(;^_^
そんなことはともかく。
はじめは剣道の奉納試合。まずは参拝から。
試合を奉納するのは、三春武道館県道スポーツ少年団の皆さん。
試合は男女混合のトーナメント戦でおこなわれました。小さい女の子も自分より体格に勝るお兄さんお姉さん相手に頑張っていました!
拮抗した勝負あり、速攻で1本ありと、見応えのある試合が続きます。保護者の皆さんもスマホを構えながら、息を飲んで勝負の行方を見つめていました。
剣道の奉納に続いては、神楽と空手演武の奉納。同時におこなわれたので、どちらを見るか、撮影するかおおいに迷う。
まずは神楽殿で奉納された神楽から。神楽は全然詳しくないのですが、お祭りを追いかけていると、必ず奉納されるので、概要だけでも理解しておきたいものです(今後の課題です)
神楽殿背後の緑と衣装の朱赤の対比に目が奪われます。
神楽はとても見応えがありました。皆さん、普段は別のお仕事をされている(もしくはリタイア後?)のだと思いますが、演奏もよどみなく、舞もよどみなく、見入りました。僭越ながら「続けること」「継続すること」の賜物だなあと思ったり。
神楽に限らず、剣道や空手もそうですが、こうした祭礼など「習得した技術を披露する場」があることも、モチベーションの維持につながっているような気がします。
特に子どもたちにとっては、「披露する場」だけでなく、自分たちが暮らす地域を守る鎮守様にに参拝したり、お祭りに参加したりすることで、同じ地域に暮らす人びととのつながりを感じられる場所になっているような気がします。
さて、こちらは同時進行でおこなわれた空手演武。こちらも迫力がありました。道場名をl聞き忘れた…(;^_^
小さいお子さんたちも参加。
この神楽の題材はなんなのだろう? サルタヒコとアメノウズメノミコト?
神楽を撮ったり、空手の演武を撮ったり…(;^_^
勢いよく「蹴り」を入れます。
拳をつきだして
一方、神楽殿では、次の演目がはじまっていました。
同時進行でおこなわれた空手演武と神楽の奉納が終わり、15時からは子どもも大人も(?)待ちに待った「狐の種まき」がはじまりました。いわゆる「お菓子まき」です。
狐の面をかぶり、お菓子を山盛りにした三方を持った楽人が神楽殿にあらわれます。境内から上がる期待の歓声。
神様からのお菓子を求めてのばされる手。
狐がつかんだお菓子をばら撒きます。
三方が空になるまで、何度もまかれるお菓子。そのたびに上がる歓声。撒くふりをして撒かなかったりと、狐面の方の焦らしがすばらしい(;^_^ そのたびに子どもたちからはため息が上がります。
コンビニでもスーパーでも買えるのに、こういうところで撒かれるお菓子は、とりわけうれしい気がします。神様のおすそわけ的な?
三方が空になりました。「もう出ません」的な表情?
お菓子と一緒に「ご利益」もつかめたかな? お菓子はたくさん撒かれたので、全員にいきわたったように思います。実はわたしも1つだけ…(;^_^
お菓子を手に胸に(あるいは配られたビニール袋に入れ)、満足そうに帰路に着く子どもたち。一方、狐の舞はまだ続いていました。
これにて、武芸の奉納は終わりです。
三春大神宮祭礼1日目④は、夜におこなわれた中町の宮神輿と小若神輿をレポートします。