山奥にひっそり流れる癒しの滝…達沢不動滝(福島県猪苗代町)
「ふくしまの滝○選」の上位に必ずランクインする猪苗代町の達沢不動滝(たつさわふどうたき)に会ってきました!
その日、深刻なパワー不足を感じたわたしは、滝を見に行こう!と決心したのでした。
とにかく水のあるところへ行きたい。
海や湖や川ではなく、滝がいい。
水が流れ落ちる轟音と、滝壺に落下して砕ける爆音を聞き、マインドフルになりたい。
そんなわけで、以前から行ってみたかった猪苗代町の達沢不動滝へ。中ノ沢温泉の近く、安達太良山系の船明神山に水源を持つ不動川にかかっており、滝元にはお不動様が祀られています。
山奥にひっそり佇んでいましたが、結構気軽に会いに行ける滝かも…(少なくとも、郡山市の名爆「銚子ヶ滝」よりは気軽だと思います!)
想像以上にやさしい流れで、癒されました!
台数は多くありませんが、鳥居近くにも駐車場があり、車の方も行きやすいのではないでしょうか……とまた仕事みたいなことを書いてしまった(;^_^
一の鳥居近くの案内板。周囲には原生林が広がっています。ちなみに「熊注意!」の看板あり(お気をつけて!)
神秘的な二の鳥居。
手水舎
渓流沿いの山奥ですが、遊歩道がしっかり整備され、歩きやすかったです。遊歩道が整備されているので、フラットなパンプスでもOKかも? でも、やっぱりスニーカーがおすすめかな。
この川は「不動川」。このへん一体は安達太良山系に属するようです。
渓流沿いの風景。水音とあいまって、倒木さえ神秘的に見えます。水音に導かれるように歩くこと10分程度(そこまでかからなかったかも?)
お不動さまの鳥居があり、その奥に滝の姿が…!
すみません。ここからは滝の写真ばかりになります…!
遊歩道が整備されているため、気づきませんが、それなりの山奥。鬱蒼と繁る樹木に囲まれて流れる美しい姿…!
こちらの滝は「男滝(おだき)」と呼ばれているそう。わたしは、もっと激しくて、落差のある流れを想像していたのですが、実際はやさしくて、癒される飛瀑でした。猛々しさ、強さよりは、そっと包み込んでくれるような感じです。
男滝の幅は16m、高さ10mとのこと。だけど、もっとやさしく瀟酒なイメージを受けました。岩肌を滑り落ちていくような。
この滝のフォトジェニックポイントは、やっぱり緑との対比でしょうか。滝壺近くの岩も苔むしていていい感じです。
時間帯にもよると思いますが(わたしが行ったのは12時頃だったかと)、樹木の間から日差しが差して、水をきらめかせます。心を癒す光景でした。
岩肌を撫でる(というには激しいか(;^_^)ように流れる瀑布。
マインドフルネスにも最適でした。やっぱり水音を聴きながらのマインドフルネスは癒される…
樹木越しに撮影
お不動様の石碑越しに撮影
不動明王が祀られています。
滝の近くに不動明王を祀るケースが多いのは、なぜなのか? その理由を求めて検索してみました。はっきりしたことは分かりませんでしたが、修験道の修行の一つ、「滝行」で唱えられる不動明王の真言との関連性を指摘されている方がいらっしゃいました。今度、お不動様を祀る寺院で聞いてみたいと思います。
滝を覆うように繁る樹木。
「男滝」の写真ばかりアップしてしまった。こちらが「女滝」です↓
わたしの好きな木漏れ日…
シダやコケ類の呼吸音が聞こえてきそう。
やはり積まれた石多し
この日は結構よい天気だったのですが、車に戻った瞬間、激しい雨が降ってきて、ビックリ! 滝壺に龍神様がいらしたのでしょうか。この後数日にわたり、わたしが外出するたびに雨が降るという事態が…。すぐに降り止んで虹が出るので、瑞兆だととらえよう!
すっかり滝にハマってしまったので、夏休みには田村市の滝を見に行く予定。本宮市の「三日月の滝」や鮫川村の「江流田の滝」は、ここ数年の大雨で遊歩道や橋に影響が出ているらしく、見に行けないようです。あ、「銚子ヶ滝」に挑戦しようかな?