![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51123473/rectangle_large_type_2_918eec11f8faa5d99408d98c3d0d9f95.jpeg?width=1200)
細胞の新陳代謝と老化
私達の身体を健康に保つためには、細胞の新陳代謝が必要です。
それを自食作用(オートファジー)と呼びます。
文字通り、細胞が自分を食べているんです。
細胞内の部品を膜で取り囲み、元の材料に分解します。
例えば、タンパク質をアミノ酸に分解しているわけです。
分解されたものは、新たな材料として再利用されます。
自食作用(オートファジー)の模式図(https://medicalnote.jp/contents/170713-003-KG)
図のように、損傷したミトコンドリアなどの不要な物質を膜が取り込み、オートファゴソームと呼ばれる球状のものができます。
次に、オートファゴソームはリソソームと融合し、リソソームに含まれる酵素が中の物質を分解します。これが自食作用(以下、オートファジー)です。
オートファジーは人だけでなく、酵母などの微生物にも見られます。
真核生物(細胞の中に細胞核を有する生物)の持つメカニズムです。
ちなみに、オートファジーのメカニズムを解明した研究に対し、2016年のノーベル生理学・医学賞が贈られました。
生物学者の大隅良典さんの単独受賞でした。
では、このオートファジーが正常に行われないと、どうなるのでしょうか?
ここから先は
1,372字
この記事のみ
¥
100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。