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1/29の日記 【いつか咲き誇る花】
//そういえば、今通っている場所は駅とそこから連なる2つのビルにしか行ったことが無いぞ と思った。お昼を食べるときも、その2つのビルのどちらかにしか行かないので、周りに何があるのかすら知らない。
明日にでも行ってみようか と思ったが、明日は実習でお世話になっている先輩と一緒に外でお昼を食べる約束をしてしまったため、チェックしようにも出来ないのが苦しいところ。
近くに公園でも無いものだろうか。
//1月19日のこと。この日は友達と「劇映画 孤独のグルメ」を観に行く約束をしていたため、お昼近くに自分は渋谷へと繰り出した。
まぁ集合時間の少し前くらいに着くだろう と思っていたら、少し前なんてことは無く、50分前についてしまった。正直これは予想していたことでもあったのだが。以前、高校生の時に後輩と遊びに行った時も、とても早く来すぎてしまったし、このくせはずっと抜けないのだろう。
このまま渋谷のTOHOシネマズに居座るのも気まずいし、というかそもそもそんなに居座れる場所なんかないので、近くにあるという桜丘公園に向かうことにした。なんともそこは桜がきれいな場所らしい。
そんなところがこの渋谷にあるのかと少し驚きながら、その場所へと向かった。
//目の前にあった公園は活気のかの字も無く、一人 女性がベンチに座っている以外は花の一つも見つからなかった。その日はちょうど曇っており、この雰囲気が「廃れた」感覚を助長させる。
辺りを見回してみると、視線の先には葉の一つも無い大きな木の残骸がたたずんでいた。
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これが書かれていた桜の木か。たしかに、咲いたらとってもきれいなんだろうな。春先はここでお花見をする家庭も少なくは無いんだろうな。その雰囲気は確実に暖かいだろう。
そんなことを考えながら桜の木を眺めていると、近くで子供の声がした。先ほどまでいた女性は気づけばいなくなっており、一つの家族がこの公園に遊びに来ていた。ここ、何もないぞ。ブランコも滑り台も無いぞ。鉄棒だってないんだからな。
すると、その家族が来たのと同時に他の人もぞろぞろと集まってくる。散歩中だったのだろうおじいさんや、恋人つなぎをして歩いてきているカップル。コーヒーを片手に持ったお姉さん。
まるでこの光景を悲観した自分に、サプライズともいうように桜が呼び寄せたみたいだった。「そうか、君はまだ生きているんだな」とは思わなかったけど、ある意味で桜の強さは知った気がした。
//スマホを開くと一件の通知が。もう友達は到着しそうらしい。やば、遅れちゃいかんな。と、自分も待ち合わせをしているTOHOシネマズまで再び足を進ませた。
//今日は特に話があるわけでも無いのです。このお話だけで勘弁してね。
あ、ガチャ引くよ。
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//まぁ良いでしょ。本当に彼女が恋愛的にその人のことが好きなんだったら、付き合ってる意味とか分からないし。そのまま手を放すべきだと思う。まぁ僕なら手を放しても絶対尾を引くだろうけど。恋愛という関係を続ける理由が分からないからなぁ。
でも、たぶん大体、一般人よりも少し有名な人間に対して一方的にそういう連絡を送るヤツって彼女彼氏いないし。逆にいたとしたら、ファンとしての愛情表現だよね。まぁ、行き過ぎてるけど。DMってところがキモイわ。
、、、僕は言い過ぎてるか。
まぁどちらにせよやべぇヤツなのには変わりないと思う。第三者から見ればね。それを受け取っている相手はどうなのか知らないけど。嬉しいのかな。
想像も出来ないほどに、遠い世界の話なのです。