ビンテージ道具はメンテする度に愛着が深まる
このところ…プレッシャーランタンの調子が宜しくなくてここ数回のキャンプではケロシン系はノンプレッシャーのみのランタン構成でキャンプが続いていた。
原因は分かっていて当然のことながらヴァポライザーの不具合なのだけれど、実はこのヴァポライザー、真冬一月の長期雪中キャンプで取り替えたばかりの台湾製の個体
クリーニングニードルやニップルの交換及び本体のメインテナンスが可能という優れものなのだが
数回の使用でクリーニングニードルが折れ曲がり、クリーニングニードルの上下をすると、そのアクションで消灯してしまうという現象で
これが何度も起こっていてここの所は大好きなバイアラジンを持ち歩かなくなっていた。
このキャンプではメンテして点けようと工具を100均で調達ヴァポライザーの分解を試みる
どうやらクリーニングニードルの取付け角度がそもそも曲がっており真っ直ぐにニードルが上がらないのが原因と分かった。
取り急ぎ曲がりをできる範囲で修正しニードルの上げ下げができるように調節
久しぶりにバイアラジンの点灯となった。
すーーーーーーーーーーーー
静かな吸気音をあげたおやかな光が戻ってきた。
いちいち面倒くさがってメンテを怠ってしまうけれどちゃんと面倒を見てやればキチンと動いてくれる…これがビンテージの良い所
巷じゃ韓国製がとんでもない値段で取り引きされているけれど
私がコレを手に入れた十年以上前の当時、個人輸入で今思えばたったの15,000円で手に入れた代物。今じゃいくら金を積んでも出会うことすら困難な宝物
いつだって我が家のキャンプの主役だった。
英国製M320今後とも末長く宜しくお願いします。