#2 『演技・お芝居する上でまず大事な事ってなんなのさ!』

アンタ、あの子のなんなのさ!!

ってな訳で、早速第2回。
前回言っていた通り、今回は技術的アプローチの回になるかと思いますーわードンドンパフパフ。

さて、上で言っちゃってる通り、
僕の思う(ここ重要)
『演技・お芝居をする上でまず大事な事』
ですが、僕は(重要)、
『発声・滑舌』だと思ってます。

なんだよそれーとか、つまんねーとか、マカオさんそんな人だと思いませんでした失望しましたファン辞めますとかとか、聞こえてきそうですが、こればっかりはご容赦ください。
まずはどうしたって下地が大事だなぁと思っちょります。

いや良いんですよ?いきなりやっちゃっても。
ぶっちゃけ何をどう始めたら正解とか無いです!色んなアプローチあって然るべきです!てか発声・滑舌とか一番地味で楽しくないですからね!
いきなりこれしか出来ないとか多分心折れちゃいます!

な、の、で
勘違いしないで欲しいんですが、もうスタート切っちゃって全然構いません。お芝居に触れちゃってください。演技して遊んじゃってください。
そんな中でも、ていうかどんなタイミングでも大事なのが、『発声・滑舌』なのです。

どゆことー?
と思われる方も居るかもしれないので、簡単に僕の中での『発声・滑舌』の位置付けを申しますと、
お家で言う『基礎工事』だと思ってください。
いくら「家に住みたーい」って思っても、基礎工事の無い家はありませんよね?
必ず平に均された「土地」の上に「柱」を立て、そこから壁材を貼り屋根をつけ色々省いてやっとお家が建ちますよね?
この、先に出てきた括弧の2つが発声・滑舌です。

つまり演技やお芝居をする上で避けて通りたくても通れないのが発声・滑舌な訳ですねー。

「いや普段喋ってるしー今更そこ考える必要なくなーい」
と思われる方は、それで良いかなと思います。
ただわざわざこんなnote見てるって事は少なからず「上達したい」だったり「もっと今の自分より良くしたい」って気持ちの人かなって思うので、この記事はその人達向けに書いて行きます。

「じゃあ基礎なのは分かったけど、何がどうしてそんな大事なのさ」
てーと、発声・滑舌の質で演技やお芝居のクオリティ・次元が変わってしまうからです。
ハッキリ言いますと、発声・滑舌が悪ければ幾ら一生懸命血反吐吐く思いで練り上げ演じきっても、それは『質の悪い演技』でしかなくなってしまうのです。お芝居を見てもらう以前の段階で評価が下されてしまうのです。
もったいねーーーー!!!!!って事です!!

そうならない為に!やっていきましょう発声・滑舌レッスン!!

と言いましてもぶっちゃけた話、練習法なんて星の数ほどあるし、正直人によって効果的な方法も違うし、更に言っちゃうと僕が少ない知識で教えなくてもネットやYouTubeでいくらでも転がってます!!(ここがその内の1つだという自覚はおアリですかマカオさん?)

なので色々やった結果僕が行き着いた「僕には効果があった」練習法を簡単にご紹介しておきます。

~滑舌編~
僕が今やってる練習のやり方は、
・まず苦手な行をピックアップ(ラ行とかサ行とか)
・その行(ラ行なら、ラ・リ・ル・レ・ロ)を一文字をn回と定め繰り返し、それを次々に言っていく。
(3回ならラララ・リリリ・ルルル・レレレ・ロロロ。5回ならラララララ・リリリリリ・ルルル……という風に)

この時に大事なのは、
・ギリギリ絶対噛まない速さでやる。(もし噛んだらテンポを落とす。逆に噛まなくなったらテンポを上げていく)
・正しい口の形を意識してやる(口は大仰に広げず力まず口腔内のスペースをしっかり確保し再現性の高い音にする)
・口が疲れてくるまでやる(疲れてる時に出来ない発音は正しい発音ではないです。どこかに力みがあるのでそれを理解する為にも継続してガッツリやりましょう)

早口言葉やなんかはこの応用ですんで、まずは五十音をしっかり・正しく・綺麗に発音出来るようになってから、早口言葉や外郎売なんかは始めた方が良いと思います。
じゃないと基礎が歪なまま何とか言えるようになろうとして変な癖・節回しが身についてしまい、応用の効かない発音になり聴き心地が悪くなってしまう可能性があるからです。
ただ人体構造の厄介な所といいましょうか……舌の長さや歯並び、口周りの骨格なんかでも正しい発音の仕方は人それぞれ変わってきちゃうんですねぇ。
ここが「人によって効果的な練習法が違う」所以なので、皆さんは力まず云々は前提として踏まえ「音として聴いた時に美しいかどうか」を基準にし、色々試して自分に合った練習をしましょう。(ちなみに今回紹介した練習法は僕が僕専用に編み出した独自の練習法なので皆様への効果は保証致しかねますテヘペロ)

~発声編~
次に発声についての練習法なのですが……
すみません僕まともに発声練習した事ありませ…あ、お止め下さい、石は、石は投げないでください死んでしまいます。

えー、人によって様々という所ですが、それでは忍びないのも確かなので前提も含めご紹介出来るものを上げてってみます。

「発声とは音のついた呼吸である」by草刈マカオ

思い付いたので言ってみましたすみません。
でもホントそうかなーって思います。
しっかりした声を出す為には前提としてその手前の「呼吸」がとても大事なんですねぇ。

皆さん聞いた事ないですか「腹式呼吸」ってヤツ。
これ普通の呼吸と何が違うのって思いません?
僕、腹式呼吸のココが良い!て思うポイントが2つありましてですね、まず「息を吸える量」と「音を出すのに邪魔しない場所」ってのです。

まず量について。
これも皆さん聞いた事あるんじゃないでしょうか、腹式呼吸と対をなす呼吸法、「胸式呼吸」ってヤツを。
これが普段皆さんが一般的にやってる呼吸法だと言われてますよね。
こちらと比べた時、腹式呼吸の方が沢山の空気を取り込めると言われております。
何故か?ズバリその違いは「骨」と「筋肉」です!

胸式でたくさん空気を取り込もうとすると胸が膨らみますよね?でもすぐ限界がきちゃう。それは胸骨が邪魔で肺が膨らみ切れないのが原因なんですねー。
じゃあとお腹を膨らまして呼吸をすると、お腹周りは骨が無いので後は膨らます為の筋肉を鍛えれば胸式より多くの空気を取り込めるってぇー寸法でさぁ!ヤッタネタエチャン!!

次に「邪魔しない」って事ですが、どゆこと!?って方に簡単に言うと、「首や肩に余計な力が加わると良い声にならない」んです。

どうしても大きい声や長い台詞なんかでは大量の息が必要となりますが、それを胸式で確保しようとしてみてください。自然と肩や背中辺りが上にあがっちゃいませんか?
この動きが首や気管、声帯の筋肉に影響して発声の邪魔になるんですねー。
なるべく胸から上は力まずリラックスした状態じゃないと、音の質は上げられないんです。

さてさてこのような前提を踏まえ、ようやっと練習法の紹介まで戻って来ましたよー皆さん!
これからです、眠たい気持ちは分かりますが頑張って目を開けてくださいねー!

発声編その1、呼吸の巻

「発声じゃないのかよ!」って思った方居るかとは思います。えぇ、僕もこの回のnote書き始める前までこんな事まで書くとは思ってませんでした。皆さんとほぼ同じ気持ちです、頑張って行きましょう。

簡単に言うと「いっぱい息吸える様にと、限界まで息吐き切れる様になる練習」です。

やる事は単純、
息を吸ってお腹を限界まで膨らませてもう入らない無理って所で3秒息を止め、
次は限界まで息を吐き切ってもう無理内臓出ちゃうって所で息を止めってのを延々繰り返してください。
あ、過呼吸や酸欠にならない様に注意してくださいね!頭がクラーっとしたら必ず休憩してください。

ホントは腹筋背筋なんかの筋トレも併用してやるのが良いんですが、まぁ最悪別にやんなくても良いです。より高みへ登りたい人はドンドンストイックにやっちゃってください!

この時に気をつけて欲しい事は出来るだけ一定の量で吸い、一定の量で吐いてください。そうする事で呼吸を安定して支える筋肉も付くので。
ゆっくりやるのも効果的ですし、瞬間的にやるのも良いです。これらが俗に言う「ロングブレス」と「ショートブレス」ってヤツです。出来ればそれぞれ同じ数バランス良くやると尚良いですね。演技にはどちらの呼吸も大事なので。

慣れてきたらカウントを決めてコントロール出来ると更に良いですねー。
ロングブレスなら10カウントで限界まで吸いきってまた10カウントで限界まで吐き切る。
ショートなら、えどうだろ1カウントで行けるのかな…?まぁいいや。できる人は可能な限り短いカウントで5~10回をワンセットでやってみると良いでしょう。ここで書いてるカウントも、これに囚われることなく自分で好きに設定しちゃってくださいね。

さぁお待たせしました発声練習ですが、
後はもう簡単で呼吸練習の吐く時に声を出せばいいんです。
ですがここで注意点。
喉や声を潰してしまう様な発声にならないように注意してください。
ここで喉ぶっ壊しちゃうと練習する意味~~~ってなっちゃうんで。
ただ始めたてだと声が多少枯れるとかは起こりうるとは思うので、無理しない程度にを心がけてチャレンジしてみてください。

発声する時の音としては、可能なら出来るだけ響きがあり喉に負担のかからない音を意識してみてください。喉をかっぴらく感じです。よく言われるのは丁度あくびをする時の喉の開きですね。
若干の微調整はいるかとは思いますが概ね近いので、とにかく喉は絞めない、引き絞らない、首周りや声帯周りは力まない、肩を落として、痛くなったらすぐ止めるを意識して響きのある音になるよう練習してみてください。

そして響きのある発声が出来るようになると気付くんですが、響きのある声って大して力んでないんですよ。ここに来ると大きな声と大声の違いが分かってくるかなーっと思います。


さぁ、如何でしたでしょうか。
今回はいきなり大ボリュームでしたねー。
早速心折れた人も中には居るんじゃないでしょうか。
まぁね、別にこんなんやってもやんなくてもお芝居や演技は楽しめるんですよ。
なんでこういうのはもう現状の自分に満足出来なくなった人向けですね。隠しステージみたいな?ドM向けみたいな?感じかもしんないですね。
ぶっちゃけ実はコレなんてまだ触り程度なんてバラしちゃった日にゃあどうなるんでしょ(笑)

まぁまぁまぁ、自分のペースで自分に合った方法で技術向上をはかって行くのが一番良いと思います。それが一番楽しいでしょうからね。
肉体的練習法としては僕のnoteで取り扱うのは今後ないんじゃなかろうかと思いますが、それはまぁまぁ今後次第という事で。

これからは、お芝居や演技とどう向き合うと良い感じよーってな事を主に書いていこうかなーって思ってますので、よろしくお願いいたしやす。

ではでは、また次がありましたら乞うご期待!
それではおさらば!


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