ラーメン4.0@開業日記㉚ OJTとOFFJT

今日は接客や調理におけるトレーニングについて書いていきたいと思います。何年も前からある考え方ですが、今の時代も非常に有用だと思うので記事にしました。それでは今日も最後までよろしくお願いいたします。

OJTとOFFJTとは?

まず、この単語が何かわからない人のために簡単に説明していこうと思います。両方とも頭文字をとって略した言い方です。

OJT(オンザ・ジョブ・トレーニング)

OJTは仕事をしながら教えていくトレーニング手法です。新人の人が接客をしながら後ろについて教えたり、調理しているのを横で見て学んだりと、飲食店においては実際の現場で教えるのがOJTのメインになります。

OFFJT(オフザ・ジョブ・トレーニング)

OJTと対になるのがOFFJTです。OFFJTは実践ではなく、お客さんがいないところでロープレ(店員がお客さん役と店員役に分かれてトレーニングをすること)をしたり、レシピを覚えたりと現場以外の場所でトレーニングをすることを指します。

※ロープレなどはOJTに分類されることが多いですが、アルバイトスタッフが多い飲食店ではOFFJTに分類して取り入れることが先決だと私は考えています。

OFFJTを先にする!!

前項でざっくりと両方の特性を説明させていただきました。そして、私がいろいろな店舗を見ているとOFFJTをせずにOJTにいきなり入っている人が多いです。これをしてしまうと離職率が高くなって、新人スタッフが伸びにくい環境になってしまいます。

なぜOFFJTを先にすることが重要なのか?

これはまず、新人スタッフの余裕を作ってOJTをしやすくする環境を作る環境を作ることが第一になります。新人スタッフはどこの店舗でも最初は緊張していて、心配しているのは「失敗して怒られないだろうか」こればっかりを考えています。←偏見が強くてすいません(笑)

なので、まずOFFJTで作業を教えながら、スタッフの人とコミュニケーションを取ることが重要になってきます。このOFFJTでしっかりとコミュニケーションが取れていると、OJTにスムーズに移行できます。

OJTで教えることとは

OFFJTでコミュニケーションと作業を簡単に教えたら、OJTに移ります。OJTでは実際にお客さんの前に立ったり、お客さんへ向けて調理したりしていきます。

そのOJTではもちろん接客や調理の技術面を教えていくと思います。ただ、私がOJTで一番何度も指導するのが、失敗するのを絶対に恐れないことです。

なぜ失敗を恐れないように教えるのか?

失敗を恐れるスタッフはその人のポテンシャルを存分に発揮することができません。上司の顔を伺いながら仕事をしてもダメなのはわかると思います。なので、私は絶対に失敗しても怒りません。

失敗して怒ってしまうと失敗しないように行動してしまうので委縮した行動しかとれません。

現場の空気作りとして失敗しても怒られないということが一番重要だと思います。

まとめ

OJTとOFFJTをしっかりと使い分けてトレーニングをしていく。そして、失敗しても怒られない環境を作る。トレーニングはこれに尽きると思います。

それではまた明日!!

明日はマニュアルとの向き合いかた

について書いていこうと思います。


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