【読んだら後悔する話】
もう40年も昔の話である。浜松にある大手ピアノメーカーのピアノ調律師を養成する学校で、調律の勉強をしていた時である。全国の特約楽器店から派遣されてきた我々生徒達は、男女に別れて寮生活をしていた。
その寮生の中に、群馬から来ていたS君という変わり者の男がいた。変わり者ではあったが、その風貌は細面のイケメンである。
このS君は、以前のnoteで、唇で下痢便の音を忠実に再現する男として紹介したことがあるのだが、彼のもうひとつの変質パフォーマンスのことをスッカリ忘れていたのだ。
そのことを急に思い出したので、使命感から今日はそれを紹介してみたいと思うのだが、顰蹙を買うこと間違い無しの話なので、ゲロくて汚いことが厭な方は読まれないほうが賢明だと思う。無理矢理読んでトラウマになったとしても、当方では一切責任を負いかねるので御了承の程を・・・
さて、下痢便の音マネじゃない方の、もうひとつの変質パフォーマンスを再現するとこんな感じになる。
「痰壺をこう手に持ってさぁ・・蓋を取るんだよ」
「えぇ~っ❗️痰壺ぉ❓️汚いなぁ」
「そんでさぁ・・割り箸で痰をかき混ぜてぇ・・持ち上げると割り箸に青痰やら赤痰がへばり着いて一緒に上がってくるんだよ」
「うぇぇ~っ❗️」
「んで一旦元に戻してさぁ・・」
「うん、戻してぇ・・」
「一気にズズズズッ❗️・・」
「げぇぇ~~~っ❗️」
「啜るんだよ」
これがS君のスーバー変質パフォーマンスである。ゲロいこと極まりない一芸であった。
ところで、S君の名誉の為に言っておくが、そんな彼だからと言って皆んなから嫌われていた訳ではなくて、寧ろ可愛がられていたことをお伝えしておく。そして学校も立派な成績で卒業して、故郷:群馬に帰って行ったのである。
S君、まだ生きているのだろうか・・チョッと会ってみたくなった。
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