短歌8

窓外に 鈍色のそら おちてくる 目も合わせない あなたとふたり

雨降りの空を見つめる人はなし ビニール経ずに見れば笑顔か

羽根つきの冷凍餃子残す君 明日もバイト 地に足のつく

寸劇の言葉はむしろホンモノで 雄弁に棲む ウソツキを知る

肉うどん すする横顔 こどもへと 畳のにおい 置いてきた夏

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