短歌6

あの旅を反芻すれば楽しさを着色できるような気がして

感動は思いもよらぬことばから なのにことばに落とし込めない

かなしみをことばにできず 下を向く 花を見つけて歩くしかない

ことばより先になみだが溢れても 黙って聞いてくれる友あり

苦しんだ分だけ大人になれるから だから私は子どものままで

わたしたち まちがっていたわけじゃない せかいの向きと逆だっただけ

揺れまでは愛していたい 変わらねば ぼくらはきっとずっとこのまま

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