現代社会における心理的ストレスを「龍の視点」から考える
今回のテーマは、「現代社会における心理的ストレス」について、「龍の視点」から考える。
私たちが日々感じるストレスは、一見個人的なもののように思えるけど、実は社会全体のエネルギーの流れや環境と深く結びついている。
ストレスとは何か?エネルギーの視点で捉える
ストレスを単に「心の負担」と考えると、その本質を見落としがちてしまうので、「龍の視点」では、ストレスとは「エネルギーの流れが滞った状態」として考える。
例えば、川の流れがせき止められると水が濁るように、私たちのエネルギーも環境や内面の問題で停滞することで、圧力が溜まりストレスとして「こころ」や「身体」に影響を与えるのだ。
現代社会において、ストレスの大きな原因は次の3つに分類できる
情報過多
膨大な情報にさらされることで、脳は休む暇を失っている。
人間は五感を通して世の中を認知し、脳の中で思考という形でsy取りをしていく。
龍が自然の流れの中で動くように、人間も適度な「情報の流れ」が必要だ。
「情報の流れ」というのは、情報を一旦自分の中で解決させるということ、必要か不必要かを選択し、必要なものや興味のあるものを保存し、疑問に思ったことや課題と感じるものは思考を通して処理をする。
そのプロセスが追いつかないほどの過剰な情報は、無駄に取り入れず、本当に必要な情報だけを取捨選択して取り入れる。
そのためには情報の「質」にこだわることが必要だ、なぜなら私たちが受け取る情報は玉石混合、特にマスコミの流す情報の多くは、誰かにとって都合のいいものなので、知らずに受け入れているといつの間にかミスリードさせられてしまう。
孤独感と断絶
デジタル社会では人とつながる手段が増えた一方で、直接的な交流が減少し、他者との交流する時間が少なくなってしまった。
特にその状況は「コロナ禍」以降顕著になった。
人間には二つのタイプがあって、他人と一緒にいることでエネルギーを循環させる外交的なタイプと、一人の時にエネルーをチャージする内向的なタイプがあるのだが、特に外交的な人は、エネルギーを循環させないと「こころ」と「身体」が維持できない。
人間は社会を形成することで、集団として生きる生き物なので、分断や孤立化が進む現在の社会においてはストレスを感じてしまう。
だからこれからの時代は他人との交流や共存することで、エネルギーを循環させることが必要だ。
成果主義と競争
物質社会は「もっと頑張らなければ」「結果を出さなければ」というプレッシャーを糧にして繁栄してきた。
我々は人生を敗者と勝者に分け、物質的に金銭的に豊かな者が勝者だという価値観を植え付けられてきた。
「恐怖」と「欲望」による支配だ。
その営みは、エネルギーの自然な流れを強制的に変えてしまっていた。
誰かが富を独占的に得るということは、「お金」というエネルギーがそこで停滞するということに他ならない。
「お金」はあるに越したことはないが、「お金」を失う「恐怖」も常に付きまとう。
使いきれないほどの富を持ちながらも、「蓄財」を貪欲にし続ける人が、戦争をつくりだし、資源を奪い富を収奪する「自由と民主主義のために」というキャッチフレーズはそのたびに使われる。
物質社会が「欲望」と「恐怖」の支配下にあることで、我々は社会的に多大なストレスを受け続けてきたのだ。
龍の視点での解決策:流れを取り戻すために
龍は常にエネルギーの循環を大切にする。
この視点を日常に取り入れることで、心理的ストレスを軽減することが可能となる。
情報の質を高め流れを整理する
情報を得る時間を決めたり、デジタルデトックスする時間を設けることでの使用を制限することで、脳に「休憩」を与えよう。エネルギーを循環させるには情報を処理する余白が必要。テレビの情報を鵜呑みにしないことで情報の質を高める。なぜならテレビや新聞の情報は誰かがあなたをミスリードするために流しているからだ。100%広告プロパガンダと言っても過言ではない。与えられる情報ではなく、自分から情報を収集することが必要だ。自然とのつながりを大切にする
ストレスが溜まったときは、自然の中に身を置いてみる。風や水、土のエネルギーが滞った流れを整えてくれる。人間は自然と共生するようにできている。そして自然は、私たちにエネルギーを与えてくれる存在だから。この自然がなければ我々は生きていけないのだ。他者とエネルギーを共有する
人との交流はエネルギーの循環を活性化させる。孤独を感じるときこそ、家族や友人と時間を共有することが大切だ。人間は「成長」することで喜びを感じる生き物だ。新しい気づきを得る、新しい知識を学ぶ、楽しく遊ぶ、それこそが人間本来の「価値」に他ならない。人間の「こころ」の成長は他者との「交流」なしにはえられない。他人との共存、安心できるコミュニティーづくり、これからの時代は他人との「こころ」の交流が大切なものになる。成果を手放し、過程を楽しむ
龍は結果ではなく、「流れ」そのものを楽しむ存在だ。自分のペースで成長することを許し、「今この瞬間」に意識を向けるように心がける。バカボンパパの「これでいいのだ」という穏やかな心持ちで、「おおらか」に生きることが必要だ。
ストレスをチャンスと捉える
ストレスそのものを完全になくすことは、食品添加物のない食事をコンビニで探すぐらい不可能だ。
「龍の視点」を持つことで、それを「成長のきっかけ」に変えることができる。
例えば、プレッシャーを感じたときは「今の自分はこの問題から何を学べるのだろう?」「この現象はなぜ起こっているんだろう」と問いかけてみる。
まさにそれは、「こころ」をバージョンアップさせるチャンスなのだ。RPGで敵を倒すことで強くなるのと同じだ。
問題を解決するということは、新たなエネルギーの流れを生むということに他ならない。
まとめ:ストレスを超えた先にあるもの
なぜこんなにストレスフルな社会なのかというと「龍の視点」で捉えれば、人類全体の「こころ」のバージョンアップをするための「課題」に他ならない。 「戦争」「貧困」「病気」現代社会が抱えるストレスは、私たち人類がよりよく「成長」するための社会的な課題であると同時に、成長の種でもあります。
「龍の視点」で見ると、ストレスは「エネルギーの停滞」であり、それを解消する鍵は「流れを取り戻す」ことにあるのだ。
「戦争」で金儲けをする貪欲な人たちがいなくなり、富が循環するようになれば「平和」を取り戻すことができる。
資源を収奪する策略が崩壊すれば「貧困」は解決し、多くの人が「豊かさ」を共有することができる。
農薬をなくして件呼応なものを食べれば「病気」がなくなる。
社会のストレスは、エネルギーが循環することで解消される。
その起点となるタイミングが今なのだ…..
次回は「未来の流れを読む力」をテーマに、さらに深い視点からお話ししたいと思います。それではまた!