#069:海のメデューサ、テヅルモヅル
こんちゃす。G組飼育係です。
今回は神話に出てくる生物「メデューサ」…とは全く関係のない、海に生息する生物「テヅルモヅル」のお話をしていきたいと思います。
おそらく多くの人は初めて聞く名前ですし、なんならサムネイルの画像を見て作り物と思ったかもしれません。
ですがこれは立派な生き物です。
海の中ではこのような姿をしています。
このテヅルモヅルという生き物はクモヒトデという生き物の仲間です。
ここでクモヒトデとはなんぞやという疑問がまた生まれてしまいますが、ここは一旦置いておきましょう。
こんな恐ろしい見た目をしていますが、実は毒は持っていません。
それどころか昼間は岩の隙間の奥や海の深いところに潜っているので、皆さんが目にすることはなかなか無いと思います。
冬の夜の海に潜らなければ出会うことは難しいでしょう。
ですがこのテヅルモヅルに簡単に出会える場所があるのです!
それは漁港です。
見るからに網に絡まりそうな触手をしていますが、実際かなり引っかかっているらしく、漁師の間では厄介者として扱われています。
底引網や刺し網に引っ付いてくるらしく、漁港に捨てられていることがあります。
夜、漁港から海を見ていると、なかなか不気味な姿を見せてくれるかもしれません!
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