
#021:クロムローチ
こんちゃす。G組飼育係です。
タイトル画像につられて思わずこの記事を開いてしまったそこのあなた、もう逃げることはできませんよ…。
今回はゴキブリ紹介第四弾ということで、非常に美しいゴキブリに来ていただきました。
名前:クロムローチ(ゴーストポーセリンローチ)
学名:Gyna caffrorum
生息地:アフリカ南部
素早さ:高
壁のぼり:○
成虫は雌雄ともに翅があり、ぴょんぴょんジャンプするように飛ぶ(跳ぶ)こともある。
しかし知らない人が見れば、これがゴキブリだとはわからないのではないだろうか。
小型の種であり、よく動き回ることから扱いは難しい。
これが我が家の飼育環境である。
卵の紙パックと比べても小さいことがわかるだろう。
ちなみに先程から写真にチラチラ出てるカラフルな物体は金魚の餌である。
撮影しやすいよう彼らの動きを止めるために投下した。
翅が生えていないのが幼虫だ。
幼虫は基本的に土に潜っているのだが、成虫は潜らないで壁などにひっついていることもある。
が、飼育者が蓋を開けると餌が降ってくることを覚えたのか、今では蓋を開けただけで幼虫もワラワラ土から出て来るようになった。
かわいい奴め。
幼虫はまだら模様で、我が家の床材とよくマッチしている。
成虫の色は黒~白で個体によって変異がある。
他のゴキブリにはあまり見られない白色が現れるのが美しく、観賞用ゴキブリとして目の保養になる。
素早いし壁も登るし飛ぶ。
こんなゴキブリの悪い要素を詰め込んだような子ではあるが、先述の美しさの他にも飼っていて楽しい点がある。
それは我が家のゴキブリの中で最も栄えていることだ。
一年ほど前に15匹購入し飼育を始めたのだが、今では恐らく数百匹はいる。
基本的に土に潜っているし動きも素早いため、正確な数は全くわからない。
しかし相当な繁殖力を持つことは確実だ。
第一弾で紹介したデュビアには数は負けるが、繁殖スピードは上回っているだろう。
よく殖えてくれるのは飼育者としては嬉しい。
また、手間がほとんどかからないのも良い。
デュビアのように死骸が放置されていることもなく、また小型であるために数が増えても飼育スペースをそこまで取らない。
気が向いた時に餌と水をあげれば、後はほとんど何もしなくてよいというのは、ゴキブリを飼うということの良い点を全て凝縮しているように思える。
ただし扱いが難しいことに変わりは無く、数が増えればそれだけ脱走される可能性も高くなるため、気をつけなければならない。
我先にと餌入れに突っ込もうとするので、まるでハロウィンの渋谷のようになっている(ハロウィンに問題を起こす人たちをゴキブリに例えた風刺)。
順調に殖えている種なので、いつかヤフオクか何かで皆様に届けられる日が来るといい。
それでは良いゴキライフを。
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