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ドラッカー再び (感想と覚え書きと)

100分で名著ブックス
                 人こそ最大の資産である
      『マネジメント    ドラッカー』上田惇生                                                              NHK出版

どうしてだか組織に関する本が好きだ。組織に属していた時は、上下関係、同僚、支えてくれる人達の中での立ち位置に疑問をいだき、必要に駆られて読んでいたのかな。
今は一人だと思っていた仕事も(意外にも)(やっぱり)人に支えられていた。
一人でやろうと思っていたのに・・・

去年は助けてくれる人がいて、本当に安堵した。今年も声を掛けていいらしい。一緒に動くのが楽しかった。知っているようで知らなかったその人の能力、経験、新たな工夫。何てこった、身近にいた人が私の大切な資産。

第一章  社会のためのマネジメント
ドラッカーの生い立ちは知らなかった。フロイトと同じ時代の人とは予想外の関連。それが現代にも通じる貴重な知恵だとは。
《すでに起こった未来をみること》《自分で未来をつくること》(019-021)は、今に役立つ。
そういえば『もしドラ』を読んでドラッカーのマネジメントの本を購入したのだった。多分エッセンシャル版。(『もしドラ』は『もしトラ』ではなく『もし高校野球の女子マネージャー「ドラッカー」を読んだら』懐かしい)

ドラッカー・・・いつも手元に置いていたのに内容をすっかり忘れてしまい、素敵で価値ある本だったとの記憶しかないなんて・・・『100分で名著』のドラッカーはどんな紹介のされ方をしているのだろう。上田惇生氏の名前に記憶がある。
 
第2章   人こそ、最大の資産
うろ覚えだったマネジメントの3つの役割は 
1   自らの組織に特有の役割を果たす
     +喜びを感じながらやる仕事をこそ
       本来すべき(047ページ)
2   仕事を通じて働く人を生かす
3   社会の問題に貢献する(043   044)

上田氏は例えばと話を展開してくれて理解しやすい。「一位二位戦略」については、なかなか勇気がいる決断になる。シンプル・タスクとはちょっと違ってリスクが伴う。でもドラッカーのような早くから才能を磨いてきた人が経営者ならあり得るのか。
cs顧客の満足と  es従業員の満足は、同じくらい重要な二本柱なんだ。

5つのものさしは
1   マーケティング
アウトソーシングも本来の意味を履き違えると安易な手段となり、本体の創造性が低下するということか。あくまでも創造性と人を育てるためのアウトソーシング。
2   イノベーション
(1)予期せぬ成功と失敗
(2)ギャップ
(3)ニーズ
(4)産業構造の変化
(5)人口の変化
(6)認識の変化
(7)発明・発見
3   経営資源
4   生産性
5   社会的責任
(1)世の中に

《知りながら害をなすな》の倫理観は、いつの時代も同じだ。(若くして芸能の世界しか知らない人に一般社会の常識を教えると同時に、芸能を長く続けられるための常識、法令、人間観を誰か教えてあげてほしい。人権感覚を身につけてほしい。女性をまず人として見てほしい。周りに良識ある人がいるのなら)←2/26追加  これは最近のニュースから思ったこと。まだまだ憶測の域を出ない。ただテレビや新聞の情報から「番組にどういうアナウンサーを使うかはいろんな人が決めていくため、(接待などへの)参加は本人の仕事にもつながる」だとすると、アナウンサーとしての能力、スキル、希望、企画力などは二の次?相性?職場の上司と、仕事先の両者に気に入られないと仕事にならないのか。何に重点を置いたらいいのか分からない。他の業種もそんな常識?そんな訳ないよね。仕事内容で評価してほしい。
そうか、その「いろんな人」の倫理観が問題なんだ。

第3章   誰もがマネージャーになれる(073)
1   意思決定・・・反対意見の大切さ
忖度や空気を読むは、思考の硬直化、後退行動するか否か   NOもあり
失われた30年の停滞は「空気よめよ」が一因だと、私は思う。そう言われたら、意見を更に言うことは空気が読めない=駄目な人に見られる雰囲気があった。
2   コミュニケーションスキル
3   知覚   誰もいない森
     目標管理≠ノルマ
4   経営科学   洞察(081)
経営者の条件(083)

第4章   ドラッカーが見据えた未来
知識社会
IT化
グローバル化
良質なソフト(105)
単純労働(でも世の中生きていくのに、単純労働とされる仕事にお世話になっているだけれど・・・)
           衣食住はどれも単純ではない
           理論は実践から、実践は理論から
テレビで丁度、ベネッセのタブレットを使ってミニテストに即時に採点し、先生は間違いの多かった問題を詳しくその場で説明できるソフトの紹介をしていた。こんなITの有効活用はいいね👍️これが働き方改革になるといい。
でもね、苦労するのが仕事と思っている人はいないかな。その人の意識が改革を阻む。意識改革が必要なんだ。

やっぱりおもしろい。困ったら迷ったら
noteのこの覚え書きを見てまた考えよう✨
その都度、書き加えていこう。

あれこれ考えながら読んでいると(128ページ)新しい日本のリーダーを
『新しい学校のリーダーズ』に見間違えてしまったよ。

この本は2011年6月に放送された「ドラッカー   マネジメント」のテキストを底本として一部加筆訂正し、対談(4回放送)と読書案内、年譜などを集載したものだという。

書籍は時代を超えて、感動や発見と出合わせてくれる。2025.1.24



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