見出し画像

☆2024年夏の思い出 ひとりぼっちのハイキングで遭難しました☆

骨折は突然に、、、
おバカなおばさんの骨折反省日記

骨折は突然やって来た、

それは坂道を降りる時だった、

転びそうになった体制を整えようと無理に左足に力が入った、、、

ようだった、、、

ぼきっ!


身体に響く不気味な乾いた音

えっ?何?

まさか私、骨折した?

今までひどく靭帯を痛めた経験はあるが骨折はしたことが無い

恐る恐る左足を見ると目の前には変な方向に向いた左足首があった
(骨折まで至る道のりを書いた投稿も宜しければご覧ください)

聞こえたこの「ぼきっ」という音

良くストレッチすると骨がポキッとなる事があるが、どちらかというと外から耳に聞こえる音の鳴り方だと思うが、この骨折音は身体の中に響く感じ

多分痛かったのだが、今思い出そうとしても「痛い」という記憶が無い

頭に浮かぶ漢字は「呆然」

どうして今?
なぜにここで?

頭の中には色々な事が駿足でグルグル回る

私が何をしたのだろう?これは神罰か?

昨晩、神秘な天体ショーを見てご満悦だった私は神様から嫌われた気がして一気に奈落に落ちる気持ちになってしまった

(天体ショーは是非下記記事を読んでください、ご利益ありそうです)

変な方向に向いた左足首
状況が呑み込めずしばし呆然とする

兎に角このままでは歩けない

誰か助けを呼ばないと、、、スマホを取り出す

このハイキングコースは初めてだったのでスマホで電波の状況を見ながら歩いていたのが幸いした、電波の状況が悪くなったら引き返そうと思っていた

電波は問題無い

スマホから110番をかける

「事件ですか?事故ですか?」と応答主

私にとって事件でもあり事故でもあり、この場合どちらだろう?

事件というと大げさだし、この場合は事故だよなあと

「はい事故です」と答える

「それでは車種と場所を教えて下さい」

そこで私は初めて「事故」とは交通事故の事と知る

「すみません、交通事故では無く、山道で怪我をして骨折してしまいました」と救助要請をする

「骨折は解放骨折ですか?」と聞かれるが私は解放骨折の意味が分からず
「カイホー骨折とは何ですか?」と聞く始末

「骨折患部から皮膚を破って骨が見えますか?解放骨折だと感染症の危険もありますので救助の準備が変わります」と言われて理解

私の骨折箇所は肌から薄く骨が見えていたが肌は破れてはいなかった

間一髪だろうか、、、

「解放骨折ではないです」

「それでは救助に向かいますので場所を教えて下さい」と言われるが山道なので場所を説明するのがなかなか難しい

電話応答された警察官の方からGoogleマップか、appleの地図で、私が今いる場所特定を指示されてお伝えする

写真は今回の山道ではありませんが木々が生い茂る山道で遭難

「プライベートな質問で恐縮ですが体重は何キロですか?」
相手はすまなそうに(男性警官だったからかも知れない)「救助に向かう人数の参考にしますので」と続けた

私は日本人女性にしては身体が大きく、身長が167センチあり、体重も当時66キロもあった

体重を申告して一旦電話を切ると「どうやって救助するのだろう?」と単純に思った

昔スキー場で怪我した人が急なゲレンデをそりのような物に乗せられて下に降ろされた状況を思い出した

そりで山道を引きずるのだろうか、また、ヘリだと高額賠償だよなあとも、回らなくなった頭で考えた

急な坂道が続く神社本殿までの参道

私が怪我した山道は余り登山客も多くなく、滅多にひとが登って来ない

入口で見た「熊注意」の看板も思い出される

一応出る時に天気予報は確認してこの日は日中晴れと出て居たが、山の天気は急変するかもしれない、大雨になる可能性もゼロではない

スマホが無ければ、何時間、何日も放り出された可能性もあったと思う

テクが発達した今の時代に感謝、少し前なら救助を呼ぶにも大変で、私はこのまま熊に齧られたり、ゲリラ豪雨に打たれて死んでいたかもしれないと今でも思う

救助を待つ間、三人ほど登山客が登って来て、そのうちのカップルのハイキング客に声をかけてみた

「ここに来るまでどのくらいかかりましたか?」と聞くと
(私は下りから降りるコースを選んだので登って来る人達がどの位かかるか知らなかった)「大体2時間ちょっとかしら」と答えてくれた

この方達は大変親切で、座り込んでいる私を不思議に思っている様子だったので、骨折して救助を待っている旨をお伝えした

不安な状況で見ず知らずの方々の親切が心に沁みる

私が骨折して連絡したのがこの日の10時半位、そこから出動して、登るまでを考えると救助隊が来てくれるのは13時位だろうか

今思えば救助のひとには三峯神社まで車で来てもらい、そこから降りて来た方が早いと説明すれば良かったのかも知れない、私の説明が不十分で救助隊の方々にご苦労を掛けてしまったと思う

まだまだ待たねばと不安な気持ちになったが、救助隊の方から何度か携帯に電話があり、不安にさせまいとする気遣いを感じた

12時少し前だろうか、下から

「お~い、お~い、聞こえますか~?」の声が聞こえて来た

救助隊の人達だ!

彼らの姿を見た時、心底ホッとした

と共に病院にたどり着くまでの長い長い道のりの始まりだった

次の投稿に続く、、、

宜しければ次の投稿も読んで頂けると嬉しいです
痛い話は続きます、、、

#骨折
#遭難
#救助隊
#ボッチ生活
#三峯神社
#三峯神社参道
#ハイキング
#夏の思い出
#秩父警察山岳救助隊
#秩父消防署









いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集