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【 ランチ酒 】原田ひ香 読書記録(短文1分弱)

≪店の雰囲気と食事と今の心情がうまく混ざっていく様は実に見事。絶品五つ星小説!≫

【 内容 】犬森祥子、バツイチ、アラサー、職業は「見守り屋」。営業時間は夜から朝まで。
様々な事情を抱える客からの依頼で人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。
そんな祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。
別れた夫のもとで暮らす愛娘の幸せを願いながら、束の間、最高のランチと酒に癒される。腹の底から生きる力が湧いてくる、絶品五つ星小説!

広告文より

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主人公は聞き覚えのないお仕事
『見守り屋』?、で働くアラサー女性、
仕事内容は夜間に人を見守る(そばにいる)事。

お疲れ様の晩酌、いやいや昼酌、そう、このお話は開放的ランチ酒。

仕事先等の勤務後、
街を彷徨い、よさげなお店を探していざ入店。食欲そそる料理に合わせるお酒がよく分かってます。どれも美味しそう。

なんだ女性版、酒呑む孤独のグルメ?
かと思えば更に奥が深く、

本日の仕事であった出来事や、田舎から上京し夫との出会いから主婦だった頃の過去、ひとり娘への想い、今の仕事を始めたきっかけ等の少々切ない過去を回想するエピソードが短編に語られていきます。

店の雰囲気と食事と今の心情がうまく混ざっていく様は実に見事で、飲食店で働く側からみてもそっか、そんなこと思っちゃうんですね、なんて参考にもなりました。

親の思う子供への愛情って深い。感情は伝わりづらいから、なるべく言葉で伝えなきゃなと思います。この世の中は誰かが誰かを見守っている。そっか、そうですよね。とも、気がつきました。

そして最後に飲食店側から……。
お店に来て分からないこと、知りたい事は遠慮なく店の人に訊ねた方がいいと思います。
自分が楽しむ為にも、ぜひ。

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#読書記録 #読書感想文 #祥伝社文庫

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