【 満月珈琲店 】作.絵 桜田千尋 文.望月麻衣 読書記録(短文1分程)
≪読み始めは女性向けだなと、思っていましたが男性でも楽しめました。たまにはメルヘンチックな本も良いものですね。≫
【 内容 】
疲れた人だけが訪れることのできる『満月珈琲店』
やって来たのは、恋心に想いを馳せた少女。
そして、夢破れ人生に悩む男女。
運命が交錯する先にある未来は―。
Twitterで話題のイラストレーター×大人気作家の心に響く珠玉のイラストストーリー集!
「BOOK」データベースより
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【 感想 】
春夏秋冬、4章のストーリー構成。
天に月が輝く夜空、天の川が黄金色を帯びて降り注いだかのような蜂蜜パンケーキ、月が浮かぶ真っ黒な珈琲。
『春、秘めた恋』ーーーーーーーーーーーー
小学6年生の淡い恋心を描いたストーリー。
無理に珈琲を飲もうとする少女。
話を訪ねると実は
「……早く大人になりたかったからです。」の台詞、ちょっぴり切ない失恋のほろ苦さなのかな。とても分かりやすく伝わってきます。
後、小6とは思えない大人顔負けな素晴らしい食コメントには脱帽です。
『夏、折れた心』ーーーーーーーーーーーー
「星のように輝く存在になりたい」
次の物語は、中学生でアイドルに選ばれ、駆け抜けた10年間。
次から次へと星の数ほどアイドルが生まれ、ついには自分が『卒業』を迎えてしまう。
地元に帰り、ふと空を見上げるとそこには半月が浮かぶ。まるで私みたい。
かつて満月のように輝いていたのに今じゃ半月、いつか消えて無くなりそうな気がする。
落ち込んでいると満月珈琲店が現れます。
彼女の忘れていた記憶、私は何がしたかったのかが、後半語られます。
『秋、見えない未来』ーーーーーーーーーー
次の主人公はリストラされた男性が送別会の帰りに偶然、満月珈琲店に訪れる。
正直、ここから先は是非、本を読んで欲しいです。まさかの展開に、ちょっとびっくりします。
次の『 冬、巡りあわせ 』では、
又々、え?ループ?的な展開にちょっと驚きます。
絵本のように気楽にあっという間に読めて、
ちょっと良いお話でした。
読み始めでは女性向けだなと、思っていましたが男性でも楽しめました。
たまにはメルヘンチックな本も良いものですね。
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