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人と同じことができないから伴奏者になった

決して、自分が苦手なことや嫌いなことと向き合う時間は、楽しいとは言えないものです。
しかし、その時間が結果的に日々の質を向上させてくれているのではないでしょうか。

本日は、今年に入って私が副業を始めたことと、フリーランスに魅力を感じていることの隠れた根拠を見つけた、という話を記事にしました。

容姿端麗で何でも器用にこなす彼女の思考回路

まずは、先日知った高校時代の友人に関する話をさせてください。

彼女は容姿端麗で、なんでも器用にこなすイメージがありました。

そんな彼女は、当時、合唱祭でも伴奏者を担当していました。
クラスでたった一人が任される、重要な役目です。

私は、彼女はピアノが得意だから自ら名乗り出て伴奏者になっているのだと思っていました。

ところが、周りと一緒に歌うのが苦痛だったから伴奏者になったことを先日知ったのです。

ピアノを弾くことが“できる”から伴奏者になるのではなく、みんなと同じ行動を“できない”から伴奏者になる、という発想であったなんて想像もしていませんでした。

彼女は、自身の苦手分野を理解し、快適さを感じられる環境を見つけることが高校生のときからできていたようです。

現在は、規則正しく周りと同じように働くサラリーマンにはなれないという理由から、フリーランスとして活動しているそうです。

時間を守るのが得意ではなく遅刻してしまうので、考えるだけでサラリーマン生活はつらいと言っていました。

実は私も無意識に快適な環境に身を置いていた?

彼女の話を聞いて、はじめは自分とは異なる思考回路を持っており、真似してみたいと感じました。

しかし、この思考回路についてしばらく考えていると、私も無意識に自身が快適と思える環境に身を置いてきたことに気づきました。

そして、現在副業としてライター活動を始めたことは、単なる2022年始の思いつきではなかったと感じたのです。

私は、周りと一緒であることをあまり好まない人間です。

そのため、

  • みんなと同じ狭い世界にいたくないから中学受験をして地元を飛び出した

  • 中学から大学まで一貫であったにもかかわらず大学は別の進路を選んだ(文系の高校であったのに理系の大学を選んだ)

  • 薬局や病院というほとんどの薬学生が選ぶキャリアを避けて企業に入社した(企業の中でも多くの人が選ぶMRは避け、開発職を選んだ)

といった進路を歩んでいます。

当時はなんとなく選んだ進路でしたが、共通の根拠があったことに今さら気づきました。

自分の苦手なことや嫌いなことが何かを考え、それらを避け、日常のストレスを低減していたのでしょう。

「ストレスの対処がうまそうだよね」と言われることがありますが、そもそも感じているストレス量が少なかったのかもしれません。

まだ知らない自分の感情にたくさん触れていきたい

ある程度時間が経過してから過去を見つめ直すと、当時は気づけなかった事実が明らかになることがあります。

これからは、

  • さらに得られる情報がないか過去の何でもない出来事について考え直す

  • あえて一度話したことのある出来事を再度友人に伝えてみる

  • 本の主人公を自分に置き換えたときどのように思うか考える

などの行動をしてみて、私の知らない人の感情を探していきたいと思います。

ほんとうは得意ではないのに、頻繁に行っていることがあるかもしれません。

自身の苦手なことは何か理解し直し、生活における悪い負荷を減らしていきたいと思います。


みなさまは、どのような背景に背中を押されて、今の社会人生活や学生生活を送っていますでしょうか。

ぜひ共有いただけたらうれしいです。



ではまた、次の投稿で。

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