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「えんとつ街のプペル」は文字通りゴミのように臭い映画でした…

最近ダウンタウン松本騒動で影が薄くなっているキングコング西野さん。

そんな西野さんが製作したアニメ映画「えんとつ町のプペル」が何とアマゾンプライムで配信されていたので観てみた。

結論から言うと…「クサい」映画だった。

点数は30点ぐらいだな。

わかりやすくいえば、俺が一番大嫌いな「信じる者は救われる」という話なのだ。

まずはざっくりこの映画のあらすじを書こう。

あらすじ(ざっくりと)


映画の舞台は周囲が煙で覆われた「えんとつ街」が舞台、ここで煙突磨きとして働いている少年ルビッチは街の住民から追われていたゴミ人間のプペルと出会う。

当初はプペルを邪見にしていたルビッチはプペルと友情をはぐくんでいく。

しかしこのえんとつ街は異端を取り締まるというルールがあった。

ゴミ人間は異端の象徴で、街の権力者にプペルは追われていた。

ルビッチとプペルは周囲からなんやかんやと言われながらも、お互いに交友をはぐくんでいたが、ある日突然プペルの心臓に引き寄せられる形で船が飛び出してくる。

この船はまあわかりやすくいえば外の世界の象徴のようなもので、街の権力者たちはえんとつ街の真実をバレてほしくないために隠ぺいしていたのだった。

えんとつ街というのは日常的に殺人と暴力と強盗が起きている文字通り世紀末な外世界から隔離されていたいわば理想郷であり、外の世界で腐るお金を使用したことで外の世界の別の権力者たちから追われた人々の最後の居場所であったのだ

プペルとルビッチはえんとつ街の権力者から狙われつつも、この世界の真実を暴くために船を気球に変えて爆弾を集め、けむりで覆われた世界の真実を暴くことに成功した。

まあ、最終的になんやかんやあってプペルは死亡。

なんとプペルの正体はルビッチの死んだはずの父ちゃんだったのだ。

まあ、大体こんな感じである。


この映画のよかったところ


本作のよかったところ、まああまああ映像は想像以上にキレイだった。

アニメも結構よく動いていた方だと思う。

某シン何とか下痢音に比べたら映像的な楽しさはあったと思う。

あとだが、ずーっと味方だと思っていた田舎者のお爺さんが裏切る展開はちょっと驚いたが違和感はなかった。

ここは意外性があってよかったと思う。

だが、それを生かしていたかというと微妙だったが…。

あと声優をほとんど使っていないがビミョーな役者はほとんどいなかった。

悪役をやっている宮根誠司なんかは時々フリーザ様こと中尾隆聖に声が似ていた。

まあ、よかった点はそこぐらいかな。

この映画のダメなところ


じゃあ本作のダメだったところを紹介しよう。

①テーマ性がクサい


確かに言いたいことはわかるんだが、なんというのかクサいのだ

なんというかみんなからバカにされていた主人公が最終的には正しいというくっさーい陳腐なメッセージを100分以上かけてやってくれるのだ。

俺はこの手の主人公が正しかった!英雄だった!の映画が大嫌いなのだ。

だって宗教臭いんだから…。

そして終盤になるとそれまで主人公とプペルに対していじわるをしていた連中が手のひらを返すように味方をする展開も非常に人間の醜さを表している。

これは恐らく製作総指揮・脚本のキングコング西野の考えであったとは言い難いだろう。

なんというかキングコング西野さん的には「俺をバカにしやがってでもやってやるんだ!」という気分があったのかもしれない。

でもさ、実際にあなたはお笑い芸人としてはつまらなかったでしょ(笑)と言いたいのだ。


②挿入歌が臭い

その次にダメなところ…これが挿入歌なのだ。

まあ歌詞の内容がひどい。

「みんなにバカにされて頑張ったー」みたいなことを言うのだが、そこまで説明的な歌詞を歌われてもその…恥ずかしいっすよこれという気分になってしまうのだ。

なんというか歌には詳しくないんだけど、これもうちょっと捻った歌詞にできんかったんかい…。

っていうかぶっちゃけ冒頭のハロウィン云々のミュージカルのシーンってぶっちゃけ「ナイトメアビフォアクリスマス」のパクリっすよね?


③陳腐な設定がくさい

先ほどもしれっといったが、本作の悪役たちはなんと外の世界で「腐るお金」を生み出してしまったがために、外の世界の権力者から追われるようになったという設定なのだ。

それもその「腐るお金」が他の通貨を駆逐するほど人気が出て世界を安定させたからとかいう設定らしい。

さらに外の世界は殺人や暴力が日常に行われている地獄のような世界らしい…。

ここで疑問がわくのだが、腐るお金だか何だかを使用して救われる世界っておかしくないか?

要するにお金をためず使いなさいってことですか?

そもそも腐っていくお金って貯めても意味がないんだから、他の通貨より安定性なくないですか?

まあこんな感じで設定がグダグダすぎるのだ。

というわけで本作は感動ポルノとしては設定もテーマ性もグダグダで乗れない。


まとめ


要するにこんな感じで全てにおいて「臭い」本作。

まあキングコング西野さんが好きな人だけどうぞという感じの映画である。

個人的には割と「泣かせ」に走るところが安易で陳腐でノれませんでした…。

まあ、そんな感じでアマゾンプライムで配信されている本作。

観たい人だけどうぞ…という内容であった。



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