聞こえにくい学生が障害者手帳なしで就活してみた -自己分析編-
GATHERINGインターン生のかりえです! 今回は障害学生の就活について【自己分析編】をお届けします!
今大学4年生の私ですが、数ヶ月前に無事就職活動を終えました。 約1年間就活をしてみての気づきや反省がたくさんあったため、今後就活をする障害学生の皆さんの参考になればと思い、このシリーズをはじめました💐
第1弾の記事はこちら▼
改めて私の簡単なステータスです👇
軽度〜中度の聴覚障害があり、普段は補聴器を装用して生活しています🦻
(最近補聴器を新調しました!!)
また、障害者手帳は取得していません。
障害以外はごくごく平凡な大学生です!
今回は障害学生の就活【自己分析編】をお届けします。 面接の時に障害をどう伝えるか?その答えを見つけるための自己分析していくコツをお伝えします!
自己分析はどうやって始める?
障害について考える前にまずは基本的な自己分析の方法についてです。やり方はたくさんあると思いますが、私の場合は、『絶対内定』という本を参考にして幼少期〜大学までの出来事を書き出しました。具体的には、小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代の4つにわけ、更に成績、友人関係、趣味、ハマったもの、大変だったこと・・・などなど事細かにわけて表にしました。表は以下の通りです。(あくまでも一例です)
これらを踏まえて各時代の共通点を見出し、自分の核を見つけていくやり方で自己を分析しました。例えばですが、私の場合は「英語が今日までずっと好き」「新しいものに惹かれやすい」といったことを発見できました。
障害を自己分析の中に取り入れよう
ここからは障害学生ならではですが、自己分析の際には自分の障害との向き合い方について見つめる必要があると思います。なぜなら自分が障害をどう感じているかを理解することで「面接の時に障害をどう伝えるか?」といった問題の答えに繋がっていくからです。そのためにも一度自分の障害を分析してみましょう!
私は自分の障害について「ポジティブに思うこと」と「ネガティブに思うこと」、両側面から自分自身の障害を捉え直してみました。障害をポジティブに捉えるのであれば、障害があるからこその自分の強みを発見することができます。ネガティブに感じることがある場合は、必要な配慮につながる可能性がありますし、その配慮を言語化してしっかりと相手に伝えていく力が必要になります。
とはいえ、いきなりポジティブ・ネガティブと言われても難しいかもしれません。そこで私の場合は、先ほどと同じように各年代に分けたうえで障害に関するエピソードとその時の心境を書き出してみました。
例えば、障害がわかった時の状況や車椅子に乗っている時に言われたこと、困ったこと、嬉しかったことなど、思いつく限りのエピソードとその時の気持ちを書いてみるのがおすすめです。
なぜ?を突き詰めてみる
そして大事なのはその気持ちに対して「なぜそう思ったのか?」を考えてみることです。例えば「聴覚障害があることを打ち明けた時に色々障害について質問された」というエピソードがあったとして、それに対して「嬉しかったのか」「嫌だったのか」は人によって変わってきます。そこから、「なぜ嬉しかったのか?」「なぜ嫌だったのか?」を考えていくと自分が障害をどう捉えているかが自ずと分かってくると思います。「なぜ?」で出た答えからさらに「なぜ?」を突き詰められるとより良いと思います!
障害をポジティブに捉えてる面があるかも?と思ったら面接の時は自己紹介で障害があることを伝えたり、学生時代に頑張ったエピソードの中で障害のことを伝えてみると良いかもしれません。
反対に「障害をあまり知られたくない」と思っている場合は、逆質問で配慮について聞いてみるのも1つの手段です。例えば、働き方に関して探るなら「リモートワークはどれくらいありますか?」と聞くことで、障害をカミングアウトせずに働き方を探ることが可能です。また、社内の雰囲気を知りたい場合は「御社の取り組みにダイバーシティがありましたが社内でどれくらい意識されてますか?社風としてはどうですか?」といった具体的な質問もしてみると良いと思います。
ただ、特定の配慮が必要であることが明確な場合は、面接の最後にしっかり伝えることがベストです。
このように自己分析をしてみることで障害の伝え方を考えるヒントが見つかります。もちろん、障害のことを伝えるベストなタイミングや伝える内容は人によって様々なので、まずは自己分析をしてみて自分に合ったやり方を見つけていくとよいと思います!(面接での障害の伝え方については次回また詳しくお話しします!)
最後まで読んでいただきありがとうございました!🌷
次回は自己分析を踏まえての実践として【面接編】に入ります!
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