不気味で可愛らしい人【シザーハンズ】
名作だ、とことあるごとに色んなところでそう聞いていた【シザーハンズ】。
アマプラのマイリストに登録して何ヶ月?いや、何年…?
遂に鑑賞できた。
見る前のイメージは、ホラー系かな、と思っていたので全く気が進まんくて、
そんでもってちょっと読み齧ったあらすじには切ない系と受け取れる説明書きがあったから、なかなか見る気が起きなかった。
私は、映画から楽しい気持ちや進む活力を貰いたいから暗かったり悲しくなる物語はあんまり好きじゃない…。
でも、まあ、感想から率直に述べると、
もう、大感激!!!
ホラーだと思ってた私を殴りたい。
前半は、おいおいおいふざけるなよってツッコミ入れたくなるくらい、コメディ色強め。
チョキチョキチョキチョキしてる時のエドワードの顔が好き。
真剣でちょっと得意げで、なんかカワイイ。
テレビ収録で質問に答えてる時もカワイイ。
とにかくカワイイ。
ジムの家に閉じ込められてしまった時は、一緒になって焦ってしまったし、車から守ったあと誤ってケビンを傷つけてしまった時は、「ただ助けたくてやったことなんだよ!」ってエドワードに代わってみんなに大きな声で説明してあげたかった。
氷の彫刻最中にキムを傷つけてジムに出ていけ!と言われた時のエドワードの顔は、切なくて切なくて、痛々しくてもう見ていられなかった。
あんなに切ない表情ができるジョニーデップは本当に恐ろしい役者だ…。
キムに抱きしめてと言われて、
小さな声で「できない」と言ったシーン。
決してハッピーな場面とは言えないかもしれないけど、私はめちゃくちゃ一番好きなシーンだった。
素直なところがすっごくエドワードらしかったから。
抱きしめたことで、キムが傷つくのは怖かったんだね。
多分、ハッピーエンドではなかったと思う。
でも、バッドエンドでもなかったとも思う。
エドワードには、もっとずっとあの家族と一緒に過ごして欲しかったな。