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マルチペルソナで肩書にビビらない


初対面だと何を気にしますか?

最近、自分の職場の人との交流以上に趣味やPTA活動、子ども食堂、様々なコミュニティの方と接する機会が多く、ありがたいな~と感じています。
仕事だと、〇〇会社社長、〇〇部長、〇〇課長・・といった感じで肩書が書かれた名刺交換をして相手の方を肩書から見てしまう癖がついてしまっています。(とはいえ、同業種の中ではあまり気にしない方だと思いますが)
ただ、仕事外での交流では名刺交換をしない事も多く、仲良くなった方でもSNSのフォローなどで済ませることが多いので肩書をしらないまま会話、一緒に活動したりしています。
結局のところ、気になる方、こちらを気にしてくれている方、フィーリング、話していてストレスが少ない方、などを気にしているのかな?と私は思っています。

マルチペルソナ

マルチペルソナという考え方があります。
人は人間関係の数だけ顔(ペルソナ)を持っていて、人間関係に合わせて顔(ペルソナ)を変えている。という考え方です。
どの顔(ペルソナ)も自分自身で、偽りの自分でなく、すべての顔(ペルソナ)が真実の自分、ということです。
例えば、私の場合、サラリーマン、役職は店長です。
職場内では、部下(スタッフと呼んでいます)との人間関係による顔(ペルソナ)で対応しています(無意識のうちに)
家では3人の子どもの父親の顔だったり、妻とでは夫の顔だったり、同居の母とでは息子の顔だったりします。
同様に、同級生相手の顔、ボランティアの新居浜西条子ども食堂ネットワーク事務局としての顔、地元コミュニティFMラジオパーソナリティとしての顔・・・他にも様々です。
私が職場での店長としての顔で、ボランティアや同級生の前で会話や対応をしたらどうなるでしょうか?
とても良好な人間関係でいられるとは思えませんし、私自身も大変なストレスを感じると思います。

あるコミュニティでの心地よいペルソナ

それはtokyo2020(東京オリンピック)の聖火ランナーとして愛媛県伊方町の第一走者に選んでいただいて、伊方町の集合場所に集まった時のことです。
聖火ランナーに選ばれる方とのコミュニティにとても興味があり、対面した皆さんに嬉しそうに次々と声をかけたのを覚えています。
自己紹介にはじまり、応募したきっかけなどを色々とお話していました。
そんな中、私と同じ居住地の方がいらっしゃいました。
同様に、きっかけや、仕事のことなどを詳しく聞きたい・・と思って質問していたところ
「仕事のことを忘れて聖火ランナーを楽しみたいので、職業の話はやめましょう」
「そんな、人に胸を張って言える程の仕事じゃないですよ」
みたいな回答が返ってきました。
そして、後で知ったのですが利他的な活動が評価された会社の社長さんでした。(詳細については控えます)
学生の方や主婦の方、本当に色々な方が聖火ランナーで来られていました。
その時、感じたのは 聖火ランナー通しのペルソナで接する事で、余計な詮索は不要であり、上下関係などは存在しないコミュニティでした。
ただ、聖火ランナーに選ばれたことを喜び、立ち会えることを誇りに、皆さん楽しんで聖火リレーを務められていました。


まとめ

先生と呼ばれる人や、○○長と呼ばれる方(社長や会長など)、人の上の立場に立っている人は特にそのペルソナでばかり人と接していると学ぶ側(生徒)のペルソナや低い立場、フラットな立場のペルソナに対応できなくなってしまいます。
所属するコミュニティを色々と持つことももちろん重要ですが、自分自身の立場が弱いコミュニティに所属しておくことも重要だなあ。。と感じました。
70歳を超えながらにしてバイタリティのある好々爺の方と現在ご一緒している活動がありますが、まさにそのコミュニティなどは最たるものです。
ありがたいことに、そのような方々と接するペルソナを持っていると肩書を聞いても恐れることがなくなりました。
ただ、自分がどのペルソナで接している時が心地よいか?ストレスを感じていないか?といった分析をして、有限な時間を過ごす人を選択していきたいと思います。


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