教職大学院での学びの日々2
おはようございます!
今週もお疲れさまでした。
今年度は教職大学院派遣をいただいて、中学校勤務していた時とは明らかに時間の流れが違います。
分掌内の仕事の引継ぎ、新年度当初の準備、新学級の書類管理、不登校生徒の家庭の個別対応…
あらゆるタスクをこなすだけでも本当に学校の先生がマルチな仕事を短時間でこなしている存在なんだと俯瞰してみることができました。
さて、教職大学院で一週間過ごしました。
その中での気づきを日々、つづっていきます。
1年間の大学院研究の中心は、「学校課題解決研究」になります。
所属は自分の勤務校(以下、自校)なので、自校の学校課題を丁寧に検討します。
そこから、解決の糸口としてどんな教育実践が必要なのかを研究します。
現場ではできないことを
担当の先生からは次のアドバイスをいただきました。
「現場にいると日々の課題を打ち返すことに精一杯になってしまう。今年は一つの課題にじっくりと向き合うことができる。自分が感じている課題が本当に課題なのか。よく向き合ってほしい。」
「決めたテーマはなぜ研究に値するのか。先行研究で取り扱われている実践と何が違うのか。しっかりと分析してほしい。」
大学院派遣生の価値
まさに自分が、下っ端の立場で教育課程を担当する中で感じていたことでした。
「学校課題の研究を管理職・ステージ2・3のリーダーと一緒に進めるコンサルタント的なの存在が不可欠なのに、現場の人材だけでそれを回そうとしている…。」
これが自分の感じていることでした。
コンサルには専門的な知見が必要不可欠です。
大学院で理論を吸収しながら、現場に還元する。最終的には課題解決の新しい道筋を現場の先生が体験知として吸収する。
異動を通して、良い実践が広がり、現場の文化の醸成につながる…。
実質的にコンサルを雇うお金はないわけなので、大学院派遣という手段を使って長期的な人材開発の投資を行っているというのが大学院派遣の価値なんだろうなと感じています。
また読んでいただけたら幸いです。