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【無趣味脱却】私の趣味「朝ごはんを食べること」
人間が一定以上の年齢になると欲しがり始めるもの 「趣味」。
1 仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。「—は読書です」「—と実益を兼ねる」「多—」
2 どういうものに美しさやおもしろさを感じるかという、その人の感覚のあり方。好みの傾向。「—の悪い飾り付け」「少女—」
3 物事のもっている味わい。おもむき。情趣。
「さびた眺望 (ながめ) で、また一種の—が有る」〈二葉亭・浮雲〉
辞書的な意味だと、個人が楽しみにしていれば良い、という程度で、かなり大したことないものからでも趣味とすることができそうだが、
履歴書に書いたり、人に伝える場合にはそれなりのレベルができることが前提となってしまいそうで、なかなか大っぴらにも言いにくいのもまた趣味である。
辞書的な意味を別にして、現代で趣味と人に言うために必要なハードルは何か・・・と具体的に考えてみると、以下の3つが必要となってしまっているのではないかと思う。
ある程度の頻度で定期的に実行していること
他者から強制されていたり、義務的なものでないこと
そこそこの実力があること
1の頻度にいては、物による気がする。料理など、日常的にやれそうなものであれば、月に1回だと少ない気がするが、400ml献血だと、年に3回までしかできないので、年3回でも趣味と言えなくもない気がする。
2については、歯磨きなどは義務的なものだから違う気がするし、仕事に行くのも来ない場合に会社から連絡が来て面倒なことになるし、やらないことのマイナスを避けるために仕方なくやっている物については、趣味とは言えないだろう。
3は正直別に必要ない。めちゃめちゃ下手でもサックスと言えばいい。ただ、その会話をするときや万が一披露する機会が来た時に、自分がやや恥ずかしい思いをするだけだ。
なので、3に関しては図太ささえあれば、なしでも良い。
・・・と言うことで、私は現在「朝ごはんを食べること」を趣味としています!
私と朝ごはんとの関係ですが、平日は全く食べず、土日祝日にモーニングか、適当な朝ごはんをやっているお店に殴り込みに行き、
「やっぱ朝ごはん食べるとなんかいい感じ〜🎵」と店を出る時に思う、それだけです!
(別におしゃれなお店を探したりはしていません。600円くらいで美味しいものが食べれれば、和洋中華イタリアンでもなんでも良いです)
週に2回しかできない娯楽みたいな物になっているので、辞書的な意味の趣味は満たしていますし、
私的な趣味の意味についても、以下の通り満たしてると言えそうです。
1.ある程度の頻度で定期的に実行していること
→週に1,2回元気にやっている。
2.他者から強制されていたり、義務的なものでないこと
→通常だと朝ごはんを食べることは義務的な物になっているかもしれませんが、一人暮らしで誰からも何も言われません。
加えて、食べれないことに対して
「今日は朝ごはん食べれてないわ〜」と悲観的になるのではなく、
「今日朝ごはん食べれちゃったんですが・・・?健康的な一日が始まっちゃいますねぇ・・・」
と食べれたことに対してプラスの感情と満足感を得ることに成功しています。
3.そこそこの実力があること
→あります。朝ごはんを残したことなく、しっかり食べ切ることに自信があります。また、お会計もしっかり払って「ごちそうさまです」を言えます。そしてこの趣味においては他には何もいらないはず。
以上から「私の趣味は朝ごはんを食べること」と言うことができます。
趣味がないと言う人、朝ごはんを趣味にしてみてはいかがでしょうか。
今朝これに気づいたのですが、「趣味ありますやん!」と割と幸せな気持ちになりました。
・普段みんながやっているものの、自分はやっていない
・たまにやることでプラスな気持ちになれる
と言うものが意外と趣味になり得るのでは・・?という気づきでした。