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立夏〜夏至リーディング

皆様ご無沙汰しております。
一月半ほど暇を頂いておりました、がらんです。

今日5月5日は端午の節句。
と同時に今年2021年の暦の上では立夏。

卯の花の匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて……

夏がやってきますね。今回は夏至(6月21日)までの46日間を、いつも通り3分割して読んでいきます。どうぞ良かったら最後までお付き合いください。

■全体メッセージ
『SIX of SWORDS(ソードの6)』

ここまでの1ヶ月半が、黒煙を上げ、轟音をたてて突き進む暴走機関車だとしたら、あなたはそれをヒラリと飛び降りて、自転車に乗り換えたようなイメージです。自分への負担も少ない。環境への負担も少ない。身軽に、スムーズに、もっと現代的に。
「この機関車止まらないんじゃないの……」と青くなっていたあなたも「決して機関車を止めるな!!」とボンボン石炭をくべて強迫観念にかられていたあなたも、大丈夫。ここから夏至までは少しペースを落として。深呼吸して新緑の空気を吸いながら、木漏れ日の中進んでいけます。

■5月5日〜5月20日
『SEVEN of CUPS(カップの6)/逆位置』
『Awakening』
『ELEPHANT』『JUG』

春分〜立夏まで、お疲れ様でした。この時期は目標に向かってのびのびと動けそうです。自由に手足を伸ばして世界を泳ぐ面白さを満喫してください。立夏までの日々があなたの礎となっているから、無理をしなくとも毎日のルーティンの中に、日々発見があります。血眼になって歯を食いしばるタームは一旦終了。気楽に、軽ーく。むしろその方が周囲がよく見えるはずです。人間関係全般も、波風立たず穏やかに過ごせそうです。

■5月21日〜6月4日
『PRINCE of CUPS(カップのナイト)/逆位置』
『Beginning』
『HAT』『EAGLE』

この時期「良かれと思って」あなたの目標への道程に「アドバイス」という名のちゃちゃを入れてくる人が現れたり、出来事が起きそうです。しかも、それはきっと家族や親友、パートナーなどの身内から。親しい人からの言葉だからこそ、あなたは真面目に受け取って、折角ここまで築き上げてきたモノが急に色褪せて見えてしまうかもしれません。でもそんなときは一度ひとりになってフラットな視線を取り戻しましょう。結論を急いではいけません。親しい人を邪険にしろということでもありません。それぞれの歓びの形が違うことをあなたも、周囲も互いに受け入れ合う時期です。

■6月5日〜6月20日
『PRINCE of WANDS(ワンドのナイト)』
『Delight』
『HORSE』『HILLS』

中旬の価値観の擦り合わせに摩耗したり、孤独を感じても、良くも悪くも日々は関係なく進んでいきます。
あえて淡々とノルマに向かいましょう。遠い最終目標を目指すのではなく、小さな達成を積み重ねましょう。
どっぷりと思考に浸るというより、やれることから片付ける精神がこの時期は必要。達成が自信に繋がり、それがあなたの求心力を高め、自然と人やタイミングが自分に沿ってきます。

「春風や 闘志いだきて 丘に立つ/高浜虚子」

ペースを乱さなければ夏至も近くなる頃、きっとこの句のような力強いエネルギーを蓄えて次のシーズンに臨めるはずです。


以上、長くなりましたが夏至までのリーディングでした。今回はお世話になったカードたち。ありがとう。

そしてここまでお読みくださった皆様、ありがとうございます。また、次回お会いしましょう。


がらん

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