信楽IC口を右折してしばらく走った道沿いにその器屋(うつわや)はある。 京焼や九谷焼など色絵の陶磁器を好んでいた私にとって、色のない信楽焼は後回しになっていた。 店…
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2021年7月29日 17:26
信楽IC口を右折してしばらく走った道沿いにその器屋(うつわや)はある。京焼や九谷焼など色絵の陶磁器を好んでいた私にとって、色のない信楽焼は後回しになっていた。店に入って一瞥するが、色も絵もない器ばかりが並ぶ。やはり信楽焼は地味だった。『赤絵の器などありませんか?』と、念のため問うてみた。すると、明らかに気分を害したらしい店主が、半ば侮蔑するように早口でまくし立てる。『うちは信楽