不治は日本一の病

我が家は糖尿病家系である。
祖母も父も兄もそうで、兄は若くして死んだ。
ぼくは今まで発症していなかったのだが、最近の不摂生で病状らしきものが出ている。
今更感は否めないが気を付けねばならない。
そして病院は行きたくない。
病院に行くと病人にされる。

『ダーウィン賞』をご存知だろうか。
「愚かな行為により死亡する、もしくは生殖能力を無くすことによって自らの劣った遺伝子を抹消し、人類の進化に貢献した人に贈られる賞である。

受賞資格
子孫を残さないこと
事故が原因で死亡したかまたは生殖能力を失った者であること。ただし、その前に子孫を残していたら受賞の対象にはならない。
優れていること
驚くべき愚行
自ら自然淘汰を行うこと
自らが死の原因
正常であること
明確な判断が可能
真実であること
事実であることを証明されなければならない」
(Wikipedia)

つまり馬鹿げた死に方に対する賞だ。
毎年受賞者が選ばれる。
例えば、

夏時間と通常時間を取り違えて時限爆弾を設定し、運搬中に爆死した3人のパレスチナ人テロリスト。(イスラエル)【1999年】

呪術的なローションを2週間使用した後、不死身になったことを確認するため友人に自らを撃たせ死亡。(ガーナ)【2001年】

ボトルの中の液体を酒だと思って飲んだらガソリンだったため、慌てて吐き出し服がガソリンまみれになり、口直しのためにタバコに火をつけようとして引火し焼死。(アメリカ合衆国)【2014年】

自分が虐待していた10歳の息子に包丁を持たせ、「俺が憎いなら刺してみろ」と挑発。一度は包丁を置いた息子にそれを再び持たせてなおも挑発し、ついに刺殺された父親。救急センターで発した最期の言葉は「ガキがこんなことをするなんて信じられるか?」(アメリカ合衆国)【2000年】

等々、詳しくはWikipediaでご覧になっていただきたい。

身体に悪いとわかりながらも愚行を人はやめられない。
人は皆死に向かって歩いている。

レミングの様だ。
一時期、レミング(ネズミみたいなやつ)は群れが増えすぎると自殺する生物であるという話があったが、どうやらそれは間違いらしい。

生きている実感を味わうより、死を想像して恐怖する方が容易だ。

下らない死などあるだろうか。
死は崇高なものだろうか。
死は死だ。
生体活動が停止する状態に過ぎない。
そして、本当は個人的な体験に過ぎない。
死に付随する色々なものが、煩わしくて仕方がない。

死ぬことが幼い頃から怖かった。
眠ることイコール死ぬことと思い、いつも目を開けたまま眠った。
この所為でいまでも寝てる時半眼になっているらしい。

今でも死ぬことと眠ることは密接に繋がっているのでは無いかと思う。
ぼくは睡眠障害を抱えている。

死ぬことをいつも怯えているのかも知れない。
それが生きるということを強く実感しているのかどうなのかわからないが、今夜も眠れそうにない。

#糖尿病 #死 #睡眠障害 #半眼 #半眼思惟 #ダーウィン賞

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