【映画日記】黙する者が生きし場所
久々に三連休を貰えたので、Netflixで最近配信された台湾映画「黙する者が生きし場所」を視聴しました。
因みに東京の映画館で上映された際は「黙殺〜沈黙が始まったあの人〜」というタイトルでした。何故変えた?
あらすじ
2006年、太平洋のとある島…トーマ市にあるジンファ女子校。学校の用務員として働くリーには障害により口の聞けない娘のトンがいた。
トンは校長の娘アンジーを中心とした4人の生徒にいじめに遭っていた。リーはいじめを知りつつも、立場上、何も言えずにいた。ある日、いじめを行っていた彼女達が次々と失踪する事件が発生。リーとトンにも関与の疑いがかけられる。
登場人物
リー (チャン・チュンニン)
女子校の用務員。見た目から薄幸さが滲み出ている。
トン (ワン・ションディー)
口の聞けない障害を持っている。アンジー達から凄惨ないじめを受けている。
ダイ (フランシス・ン)
事件を捜査する刑事。リーが何か隠してるのではないかと疑っている。
ウー・ワン (ジャスティン)
ダイの息子で盗撮の常習犯。リーとトンをずっと盗撮していた。
リン・ザイフ(エリック・ワン)
学校の用務員。リーと同じ集合住宅に引っ越してくる。
アンジー (ムー・メンジャオ)
校長の娘でいじめのリーダー格。こいつが全部悪い。
鑑賞した感想
序盤と中盤のイジメのシーンが強烈で観ててしんどくなるので、心に余裕のある時に観ることをオススメしたい。
中盤からの二転三転していく展開も見応えあってこれで2時間以内にキレイに納めたのはスゴイと思いました。
良かった点
中盤からの怒涛の展開は引き込まれて、その後も二転三転して最後まで楽しめる。伏線回収もそれなりに上手かった。
注意点
イジメが中々力は入ってて観るのがしんどくなる。直接的な描写は無いが、幼児の性的虐待を示唆する場面があるので子ども好きな人にもショックな場面が多い。
雰囲気は当たり前だが終始陰鬱としてるので心に余裕がある時に視聴をオススメします。
余談
今作は主演俳優の不祥事で一度公開中止になっており、再キャスティングした上で5ヶ月という急ピッチで撮り直したという実質セルフリメイク映画である。
オリジナル版の予告編