自閉症と自尊心【この靄を抜けて】小説
私は価値の低い、大切に扱われなくて当然の人間なんだ。
これは被害妄想とかではなくて実際にそうだった。
周りが動き回る中、ただ何もせず、ぼーっと傍観しているだけのまま何年も経っていくのがわかった。
そんな事を相談したって「そんな事ないよー何言ってるのよー」と言われて終わるだけで、親は何も見えてなかった。
私がただ止まっている事も周りが動いている事も
親からちぁんと注意してないからーと言われればその通りだったかもしれない。しかし、ずっとちぁんと注意している事なんて疲れすぎてできない
それも私が悪いんだろうか。
そもそもの生き物としての性質がちがうようにしか思えなかったが、変わるしかないんだという言葉に鼓舞されるしかなかったのだった。
無気力な自分を奮い立たせて3年、
明らかに新しい精神病の症状が顔w出していた。
恐怖心で確認しすぎてしまう。
異常なほどの確認癖。
テレビで不安症という特集を見かけた。
これに違いなかったが、どうする事もできなかった。だって、どうせ精神科で薬図家になり戻したりすることを繰り返すだけだったから。
理解されない世界でわたしにできる事と言えば、社会的なブランクを少しも作らずに「普通」に過ごしているフリをする事だけだった。
自分をさらけ出したら迫害されるだけなんだから。
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