【日記1215】「市場流通について考えてみた。」

今日は「キレイゴトぬきの農業論」の著者である
久松達央さん主催のオンラインセミナー

「市場流通を知らずして産直を語ることなかれ!」

に参加させていただいた。

農業を始めると決めた時から、”生産から販売までを一貫してやろう”
というのが自分の中で一番大事なルール。
なぜならその部分が原因で今まで自分が失敗してきたと
思っているから。この話はいったん置いといて、、、、

というわけで、”市場流通”について考えたこともなかったのが
正直なところ。ところが久松さんの言葉を借りれば

「農業をやっている以上、全体の話抜きにはやっていけない」

確かに米の消費量は年々落ちているのが実状。
(だからお米は国内販売だけでなく輸出に切り替えたり、
転作したりなどなど)

今のところがんも農場としては国内で直販で安定して
販売できているが、このまま続くのかどうかは未知数。

「知識は武器になる」
→知らないことも大事という意見もww

というわけで、市場流通の話をプロの方から聞くことができる
貴重な機会だった。

さて、市場は”社会のインフラ”としてなくてはならないものだという
ことは改めて理解できた。

生産者にとって市場はいくらでも販売できて、
代金の取りっぱぐれがない、物流コストも低い。
信頼できる売り先。

逆に言うと、文脈の浅い部分での取引になる。
”単価”、”安定供給”、”形が揃っている”が全て。
それ以外の評価の指標を持ち込みにくい。
例えば生産者の顔が見えにくいとかとか。

市場の機能は今でも社会には必要不可欠なんだろうけど、
お客さんの消費スタイルが多様化している中で、
それに応えられない部分が出てきていることもある。
だからこそ、自分みたいな
超小規模な農家の出る幕もあるのだろうけども。

ただ、小規模農家が直販するスタイルというのは、
すごくコストがかかるのだ。
例えば宅配コストが高い、小規模ゆえに生産コストも高い
などなど。

社会の大きな動きの中で、これから淘汰が進んでいき、
どんな役割を持った農業のスタイルが残っていくのか。
もっと考えてみたい。

がん!がん!がん!

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