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おすすめインド本(3):India's Most Legendary Restaurants

India's Most Legendary Restaurants

  • 編者:Ruth Dsouza Prabhu

  • 出版:Aleph Book Company(New Delhi)

  • 出版年:2024

  • 言語:英語

  • ISBN:978-81-19635-80-1

インドで最も伝説的なレストランとして、次の7店を紹介した本(カッコ内は著者名)。

  1. Paragon, Kozhikode (Ruth Dsouza Prabhu)

  2. Tunday Kababi, Lucknow (Anubhuti Krishna)

  3. Peter Cat, Kolkata (Priyadarshini Chatterjee)

  4. Amrik Sukhdev Dhaba, Murthal (Om Routray)

  5. Mavalli Tiffin Room(MTR), Bengaluru (Ruth Dsouza Prabhu)

  6. Karim's, New Delhi (Om Routray)

  7. Ram Ashraya, Mumbai (Aatish Nath)

なぜこの7店なのかというと、Taste Atlasが2023年6月に発表した“150 Most Legendary Restaurants in the World”に選ばれたインドのレストランだからである。

好みは人それぞれなので、おいしいレストランとか流行りのレストランとかのリストにはあまり興味がない。しかし“Legendary”というのはわたしが飲食店を選ぶときのかなり大きな要素である(“Legendary”とか"Iconic"とかにとても弱い)。というわけで、大好物そうなこのリストをまず眺める。

インドの7店の順位と、Iconic dishとして挙げられている料理は次のとおり。わたしが(本店に)行ったことがあるのはMTRとKarim's。Peter CatとRam Ashrayaは死ぬまでにぜったい行く。

  • Paragon(5位):Biryani

  • Tunday Kababi(6位):Galouti kebab

  • Peter Cat(10位):Chelow kebab

  • Amrik Sukhdev Dhaba(16位):Aloo paratha

  • MTR(32位):Rava idli

  • Karim's(84位):Mutton Korma

  • Ram Ashraya(111位):Upma

日本のレストランは11店ランクインしていて、最高は日比谷松本楼で24位。
インド以外でわたしが(本店に)行ったことがあるのは、Figlmüller(ウィーン)、Bouillon Chartier(パリ)、鼎泰豐(台北)、Le Procope(パリ)、とんき(東京)、法蘭度餐廳(澳門)。行ってるかも、というのがあと2店。

前置きが長くなったが(ほぼ前置きで終わります)、この本について。
それぞれ、そのお店のお客さんである著者が書いていて、オーナーやその家族(どの店も基本的に家族経営である)の話を中心に、お店の歴史、料理や経営に対するお店の姿勢、食べるべきメニューなどがかなり詳しく書かれている。とてもおもしろいし、行ったことのあるお店もないお店も、いますぐ行って食べたくなる。もっと多くのお店について、このくらいのボリュームの文章が書かれるべきだと思う。残念な点は、写真がほとんどないこと。少なくとも食べるべきメニューの説明には写真がほしい。
(読んだのは日本で買ったKindle版なので、iPadの写真ですみません。)


[最終更新:2024.10.11]


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