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映画ハシゴの日日記 10/8 「サウンド・オブ・メタル」「トムボーイ」「最強殺し屋伝説国岡」
一応タイトルのとこに見た映画を書いておいた方がいいような気がして。
そんなわけで金曜日は、地震の余波で電車動いてなかったりもする中朝から映画館ハシゴしました。
まず池袋に行って、夜の舞台挨拶つき「最強殺し屋伝説国岡」のチケットを確保。窓口が開く時間には間に合わなかったですが(実質)2列め取れたので、一安心して次の現場(違)に。
1本め「サウンド・オブ・メタル」
もう最近はいろいろ予告を見るし、映画評も読んだりして選択肢が広がりまくりなので、これも何きっかけなのかは忘れてしまいましたが、いくつか見たい作品の中からちょうどいい時間だったので選びました。
これは、突然聴覚を失ってしまうバンドのドラマーの人の話です。それまで普通に音楽を奏でる人生だったのに、急に耳鳴りや音が籠って聞こえるようになり、急速に聴力が落ちてきて、…映画ではその、彼の「聴覚」の状態を再現しつつ話が進んでいきます。字幕での説明も出ます。観客は、ものすごく過敏な、何種類もの音の表現を浴びる結果になります。何が正しいのか、「正しい」というのは変か、彼が選ぶ今後の人生について、どの状態が望ましい(言葉は悪いけど「まし」なのか…)のか、一緒に考えさせられる…そんな映画でした。
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2本め「トムボーイ」。これは、↓田中さんのおすすめ。
繊細な音と表情に魅せられ、極論、映画に台詞なんていらないんじゃないのかとさえ思わされたあの #燃える女の肖像 の監督作品。この監督すごいな。今回も主人公の大きな心の葛藤を、小さく、なるべく小さな揺れで確実に僕らに届けてくれた。#トムボーイ#映画鑑賞記録2021#237本目 pic.twitter.com/MmIxlaHKXo
— 田中俊介 (@SHuN_SuKTaNAkA) August 25, 2021
もしこれからご覧になる方がいらしたら、予告や前情報は見ないことをお勧めします!全然知らなかったから、すごい新鮮にびっくりしました。
…いや、でも知ってた方が、違う種類のどきどきがあったか。そっちが本来の見方ですよねきっと。ある種素直にだまされたので仲間を作りたい気分のお誘いです。笑。
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そして3本め。「最強殺し屋伝説国岡」。
阪元裕吾監督、主演の伊能昌幸さん、そして田中俊介さん(↑の見出し写真の左から)、のお三方の舞台挨拶が上映前にありました。本当は「上映前舞台挨拶」って好きじゃない(というか、結局ネタバレ避けたお話しか聞けなくて残念)のですが…選べないのでしょうがなく。公式サイトに「3年前に撮影した」とあります。今までに見る機会がないわけではなかったのですが…(2019年の田中俊介映画祭とか。←東京のはアキレス腱断裂していて行けなかった…無念)、満を持して、今回の鑑賞となりました。
映画に対して「面白かった」と、よく言います。この場合の「面白かった」は往々にして「Interesting」、興味深い、であることの方が多いと思うのですがこれはかなり「Funny」部分もずば抜けていて。めっちゃ笑いました。こんなに映画館で笑ったのは初めてかもしれない。もともとの設定といい主人公のキャラクターといい、会話の間、出てくるほかの人のキャラクターも行動もことごとく面白くて、オチも秀逸で、見終わって「あ~ええもん見た」と本気で思いました。
これ、今のところ2021年ベストワンかもしれません。
もっと多くの映画館でやって欲しいなあ。シネコヤさんとかやってくれないだろうか…(あのオシャレ空間には浮きまくるか)
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映画って楽しい。そんな楽しみを二回りも年下の青年に教わるというのもええ話やと思います。今年95本めの鑑賞でした。念願の100越えも夢ではなくなってきた…笑