ネタバレ映画感想(「ムーンライト・シャドウ」と「オールド」) 9/21の話
タイトルって何文字までとかあるのかしら。
休みだったので3本ハシゴ。
1本めは「スイング・ステート」というアメリカの選挙映画。意外なラスト!楽しかった!(これは時間合わせに見たので簡単に)
2本めが本日のメインだった「ムーンライト・シャドウ」。このために昨夜小屋裏の書庫から吉本ばななの「キッチン」引っ張り出してきて、予習しました。
久しぶりに読み返してみて、やっぱり文体もテンポも好きだなあと思ったし、人を好きになることと失くした悲しさとそれを乗り越えるための出来事が丁寧に描かれていて、短編なのにずっしりと堪える作品でした。(これが大学の卒業制作というのもすごい…)
で、映画です。
主人公のさつきが小松菜奈。彼の等が宮沢氷魚。うららさんが臼田あさ美。このメンバーはいかにもでとても期待していたのですが…
なんか、思ってたのと違う。お話がちゃきちゃき進まない。鈴のエピソードもよくわからん(小説で印象的だった丁寧に包むシーン、ってあった?)ゆみこさんもキャラ違うし、うららさんもなんかわからん。回想シーンなんだか夢なんだかを曖昧に挟むので、二度と会えない感がわからない。
実は一瞬(と思う)意識が飛んだのでその間に何か見落としているのかもしれませんが。原作のエピソードにはない、ピタゴラ装置作ってたよね。鹿のフィギュアも何体かあったよね(そゆとこは見逃さない)。
なんというか、小松菜奈さんのPV見てた気分。
青いメッシュの髪とマスカラが可愛かった。
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で、なんだかなーの気持ちのまま3本めの「オールド」へ。
これ、予告見た感じだと怖くてやだなと思ってたんだけど、先日の田中俊介さんのお薦めにも入ってたので頑張ってみました。
うむ。
やっぱり怖かった。
ものすごい勢いで成長或いは年老いていくビーチ、という設定は宣伝でも出ているし、田中さんの話でも多少予備知識はあったのですが…いろいろツッコミどころというか謎がありました。最初6歳だった男の子はどうやっていろんな知識を得たのか。年相応の普通の大人になれたのは何で?食べ物は無事なの?髪が伸びたりはしない(死んだ細胞だから、という説明があった)のに遺体は風化していくのは?ナイフが錆びた設定があったのにバッグやノートは劣化しないの?などなど…
でも、ラストがちゃんとしていたのでよかったです。納得。
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と、ここまで書いて放置していた日記。上げます。
今月は後半になってから追い上げてるなあ…
↑の写真は、この日の映画館近くの空。