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「目からウロコ」の本day1「昭和史発掘」

おはようございます。本日より、テーマを「目からウロコ」の本にしてブックカバーチャレンジを行います。人から勧められたり、何の気なしに手に取ったりした本なのに、読む前と後では目に見える世界がガラッと変わった、という意味で、大きなインパクトがあった本を、読むに至ったきっかけも含め紹介していく予定です。

day1は、松本清張の「昭和史発掘」

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三軒茶屋の古物屋の店先に、何冊もダダッと無造作に置かれていました。なぜ手にとったかは覚えていない。ただ、最初の3行でわしづかみにされたのは間違いない。1冊50円、全13巻だが揃っておらず、10 冊のみ。とりあえずあるだけ買いました。

清張の真骨頂は、詳細な取材、鋭い批評眼に加え、ドラマチックな語り口。歴史の教科書だけではわからなかった実感とともに、五・一五事件から二・二六事件への流れが初めて肚落ち。

そのあたりを読んでいたころのレビューはこちら。




とにかく、夜、寝床で「この巻を読み終わったら寝よう」と決めたのに面白すぎて、結局次の巻にも手を出して眠れなくなった。同じような経験は、宮部みゆきの「模倣犯」ですかねー。
抜けたところは東銀座の改造社に新装版(全9巻)が売っていたので、そこで買いました。13巻を9巻にまとめているので当然「切れ目」が違うため、ダブりは覚悟。抜けを埋めるように、計3冊買い足しました。(下の写真で、カバーの装丁が違う上段の3冊が新装版です)

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仲野マリ
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