整形外科論文ナナメ読みです。整形外科の論文の抄読会にすぐ使える内容になっています。
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#ギプス
小児の低リスクな足関節骨折に対する3つの治療法の無作為割付試験 Marson BA. Supportive bandage, removable splint, or walking casts for low-risk ankle fractures in children: a feasibility randomized controlled trial. Bone Joint J. 2025 Jan 1
小児の足関節骨折では、骨膜が保たれていそうな場合、レントゲンでmはっきりとしない臨床的骨折にしばしば遭遇します。一般的な治療方法としてはギプス固定、歩行用ブーツおよび包帯固定などがあります。
どこまで医療費をかけるべきかと教育およびスポーツ参加機会の損失の可能性もあるため、どの治療を選ぶかは明確なエビデンスはありませんでした。
本研究では3つの治療法(歩行用ギプス、リムーバブル装具、弾性包帯)の比
橈骨遠位端骨折に対する1週間のギプス固定 vs 3-5週間のギプス固定 (Marcel A. N. de Bruijn MD, J Orthop Trauma 2025)
橈骨遠位端骨折は、日常もっともよく遭遇する骨折の一つです。
転位のない橈骨遠位端骨折ではギプス固定が行われます。
ギプス固定はかなり患者さんの生活の質を落としますので、固定期間は短ければ短いほど良いですが、固定期間が短いと転位のリスクが生じてきます。
本研究は無作為割付試験として転位のない骨折にたいするギプス固定で、1週間固定 VS 3から5週固定 で 比較検討した研究となります
概要橈骨遠位