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小児の低リスクな足関節骨折に対する3つの治療法の無作為割付試験 Marson BA. Supportive bandage, removable splint, or walking casts for low-risk ankle fractures in children: a feasibility randomized controlled trial. Bone Joint J. 2025 Jan 1

小児の足関節骨折では、骨膜が保たれていそうな場合、レントゲンでmはっきりとしない臨床的骨折にしばしば遭遇します。一般的な治療方法としてはギプス固定、歩行用ブーツおよび包帯固定などがあります。
どこまで医療費をかけるべきかと教育およびスポーツ参加機会の損失の可能性もあるため、どの治療を選ぶかは明確なエビデンスはありませんでした。
本研究では3つの治療法(歩行用ギプス、リムーバブル装具、弾性包帯)の比較を行いました。


研究の概要

研究デザイン:

  • 対象:5-15歳の小児

  • 期間:2020年2月1日-2023年3月30日

  • 追跡期間:2週、6週、12週

  • 実施施設:6病院

評価項目:

合併症、PROMIS mobility score、小児QOL評価、EuroQol 5D(青少年版)、Activities Scale for Kids - Performance

結果:

総症例数:87例

●クロスオーバー:弾性包帯群で2例

  • 3群間で明確な優位性なし

  • 合併症:計6例

    • ギプス群:皮膚水疱1例

    • 再受傷:ギプス群1例、包帯群1例

    • 追加固定:スプリント群1例、ギプス群1例

●詳細

  • 6週時点の質問票回収率:51.2%(43/84例)に過ぎなかった

結論:

  1. 3つの治療法の同等性が示唆

  2. 本試験では主要評価項目として合併症または治療失敗を設定することが推奨され、2群間での前向き試験の可能性について言及

論文の詳細と管理人のコメント

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