見出し画像

「あの日の傘・・」(“心に傘を”三部作・第二章)

心に傘をさしかけたその人は
少し大人になりました

自分で殻を突き破り
独り歩きを始めました

僕のそばから離れ
自分の道を進みます

でも僕が、
さしかけた傘の事は覚えていました

けれどもう、傘は必要ないみたい

もっと優しく大きな傘を
さしかけてくれる人を
見つけたから・・・

その時僕は、あの日の傘を
自分の心にさしかけた・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?