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ステップ数がパッとわかる

TCSはもともと1コマが車両1両、大砲1門を表す仕様だった。複数の車両が1コマになったのは、12作目の『A Frozen Hell』のソ連軍のT-26とT-27だと思う。その後、複数ステップの車両ユニットや大砲ユニットが普通に出てくるようになったようになった。

TCSに限らず、現在のステップ数を見るためにユニットをめくって、下に置かれたマーカーを見なければならないのは不便。とはいえ、マーカーをユニットの上に置いたり、ユニットの意匠を変えたりするのは、盤面の見映えがちょっと残念に思えて痛しかゆし。

『Goose Green』をNumbersでプレイするにあたって、歩兵ユニットにもステップ数を表示して、なおかつ、すべてのユニットのステップ数をマスク機能で1から5の間で自由に変更できるようにした。

盤面を見てステップ数がパッとわかる。それだけのことではあるのだけれど、QoWL(クオリティ・オブ・ウォーゲーマーズ・ライフ)がすこぶる向上した。もともとのコマの意匠にそれほど強い思い入れがないゲームだからできたことかもしれない。

昔のTCSゲームも同じようにしたくなって、『Hunters from the Sky』を試す。『Goose Green』と同じ位置にすると、もともと印刷されている情報と重なってしまうのでよろしくない。右下端にしても同じ。右上端は悪くない。というか、かなり良い。これだね。

そう思って歩兵小隊の工作を進めたところで、歩兵小隊だけでなく機関銃と迫撃砲にもステップ数を表示しなければならないことに気づいた。試してみると、既にある情報が読み取りづらくなってしまう。むぅ。

右上がダメなら左上でどうよ。若干の重なりは出るものの、判別に困ることはなさそう。左上端にすることで、スタックさせたときにもステップ数が見られるようになった。いいことずくめ。

古いTCSのゲームでは、車両ユニットと大砲ユニットはすべて1コマが1ステップなので、ステップ数表示は不要。『Hunters from the Sky』をプレイして問題がないようなら、他のゲームにも同じ改造を施そう。

なお、TCSが車両と大砲を1両・1門=1ユニットで描くべきかどうかについては、のんびりと考えつつ、詳しい人の考えも伺いたいところ。2024年にゆるっと実現しますように。

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