後に「Fox Hill」と呼ばれる

『Semper Fi!』の『Fox Hill』のシナリオ『First Attack』

後に「Fox Hill」と呼ばれることになる丘を奪取すべく中国軍が夜襲。丘は合衆国海兵隊1個中隊が防衛。中国軍は丘の南西の森を抜けて前進しようと試みたが、塹壕にいる海兵隊1個小隊を抜くことができないまま夜が明けて、攻撃は失敗に終わった。

中国軍の計画。手持ちの2個中隊のうち1個を南西から丘に向かって突撃させる。残り1個はふたつのグループに分け、ひとつは北東から、もうひとつは北から支援射撃させる。作戦開始は0200時で、北からのグループはX地点で0500時になるまで待機してから南進する。

合衆国軍の計画は丘を守る。それだけ。

中国軍は火力でもモラルでも地形でも劣っており、それを挽回する唯一の材料が側面からの支援射撃だと思う。丘の外周を守る敵との交戦があって、その後に丘そのものを奪取するための交戦があると想定して、支援射撃のためのグループを2個にした。

ゲームを終えてみて、支援射撃のグループを二分しなければ火力をより上げられたことと、塹壕への突撃は1個小隊ではなくスタックでおこなうべきだった、というのが反省。塹壕に限らず、突撃は数の優位がある状態でするのが望ましい。

森と丘の両方にクロスファイアできる射撃位置ってどこよ、とか、複数個の小隊をひとつの突撃に投入して壊滅しちゃったらどうするのよ、といった懸念もあって、思い切った方法はなかなかとれないのかなぁ、とも思う。