コマンドルールを味わえる
『Goose Green』のシナリオ5.3、『Darwin Hill』をソロプレイ。
イギリス軍はボカ・ヒルを攻略したB中隊が、ダーウィン・ヒルの後方へと浸透する目論見。しかし、東フォークランド島の開けた土地を、ボカ・ヒルの防御陣地に向けて前進するのはなかなか難しい。B中隊はボカ・ヒルから3ヘクスのところで足踏み状態に。
イギリス軍の残りの3個中隊は、ダーウィン・ヒルを包囲してクロスファイアでの制圧を狙う。しかし、ジョーンズ中佐(Tac-1)がダーウィン・ヒルの後方に浸透しようとしたところで、アルゼンチン軍の防御射撃を浴びて戦死してしまう。
イギリス軍のOpシートはすべて無効に。イギリス軍はゲーム終了までの12ターンでOpシートを実行し、攻撃を再開してボカ・ヒルとダーウィン・ヒルを奪取しなければならない。
結局、イギリス軍の攻撃命令が実行されたのが1020時。ゲームは残り3ターン。何ができるかと思ったものの、砲撃のダイスが良好でダーウィン・ヒルの占領には光が見えた。しかし、ボカ・ヒルは煙幕を使って接近したところで時間切れ。ゲームはアルゼンチン軍の勝利。
教訓1:ボカ・ヒルは守っているユニットは少ないものの、攻撃できる面が狭い。短時間での攻略を狙うならば、砲兵や迫撃砲、対戦車誘導ミサイル(Milan)はすべてボカ・ヒルに投入したい。または、先に全軍でダーウィン・ヒルを攻略するのもよさそう。
教訓2:ジョーンズ中佐の戦死でOpシートを作り直すときには、イギリス軍の全ユニットを直接射撃を受けないところに後退させて、より短い時間でOpシートを実行させられるようにすべき。今回は撃たれることを嫌って後退しなかったため、Opシート実行までの時間が長引いてしまった。
コンパクトなマップと少ないコマと長すぎないターン数でありながら、Opシートの作成、実行、予備の投入、命令なし(unassigned)のユニットなど、TCSのコマンドルールを味わえる、とても面白いシナリオなんじゃないかと思う。
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